Lamine Yamal Barcelona Sevilla 2023-24Getty

バルセロナ、絶縁したセビージャを下して暫定首位浮上!ヤマルがセルヒオ・ラモスのオウンゴールを誘発

29日のラ・リーガ第8節、バルセロナはホームでのセビージャ戦に1-0で勝利した。

前節マジョルカ戦を2-2で引き分け、腰を下ろしたばかりの首位の座からすぐ立ち上がることになったバルセロナ。チャビ監督は勝利を取り戻すべきこのセビージャとの一戦で、GKテア・シュテーゲン、DFカンセロ、クンデ、クリステンセン、バルデ、MFハフィーニャ、ガビ、ギュンドアン、ヤマル、ジョアン・フェリックスを起用している。

前半、強豪セビージャを相手取ったバルセロナのパフォーマンスは圧倒的とは言えなかったものの、それでもチャンスを手にしていった。21分にはカンセロがキレあるドリブルで2人をかわしてペナルティーエリア内右に侵入。中央でスルーパスを受けたJ・フェリックスがシュートまで持ち込んだものの、これは惜しくもクロスバーに直撃している。

バルセロナは34分、ハフィーニャがハムストリングを痛めてプレー続行不可能となり、チャビ監督は代わりにフェルミンを投入(ハフィーニャはベンチで顔を覆って悔しさを滲ませていた)。39分にはそのフェルミンがペナルティーエリア内フリーでヤマルのパスを受けたが、反転して放ったシュートは威力を欠いてGKニーランがセーブ。試合はスコアレスのまま折り返す。

後半、バルセロナは攻勢を強めるものの、それでもゴールが遠い……。56分にはレヴァンドフスキがループシュートを放ったものの、これは枠の上に外れた。チャビ監督は71分にJ・フェリックスを下げてフェラン・トーレスをピッチに立たせる。

すると76分、そのフェランのクロスをきっかけについに先制点が決まった。ペナルティーエリア内右、そのクロスにヤマルが頭で合わせると、これがセルヒオ・ラモスのヒザに当たって枠内に転がっている。

ついにリードを得たチャビ監督は、82分にヤマルを下げてオリオル・ロメウを投入。得点の記録はS・ラモスのオウンゴールで、バルセロナのトップチーム初得点はお預けとなったヤマルだが、観客は右サイドから鋭いドリブルを見せ続けた16歳FWに万雷の拍手を送っていた。

終盤、バルセロナはセビージャの意地の反撃を跳ね返し続け、虎の子の1点を守り切って2試合ぶりの白星を手にした。同チームはジローナに勝ち点1差、レアル・マドリーに2差をつけて暫定で首位浮上。ジローナとレアル・マドリーは今節直接対決を迎える。

なおセビージャ幹部はこの試合前、バルセロナの審判買収疑惑“ネグレイラ事件”で予審判事がバルセロナを起訴したことを受けて、同クラブ幹部と貴賓席で試合を観戦することを拒否。これに対してバルセロナは声明で「セビージャが姿勢を改めない限りすべての関係が絶たれている」と伝え、絶縁を宣言している。

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