バルセロナは5日のラ・リーガ第20節、本拠地カンプ・ノウでのセビージャ戦に3-0で勝利した。
同日に2位レアル・マドリーがマジョルカに敗れたことで、最大で勝ち点8差をつけるチャンスを手にした首位バルセロナ。チャビ監督は絶対に勝っておきたいこの試合で、GKテア・シュテーゲン、DFクンデ、アラウホ、クリステンセン、ジョルディ・アルバ、MFペドリ、ブスケツ、フレンキー・デ・ヨング、FWハフィーニャ、レヴァンドフスキ、ガビを先発で起用した。
試合はアクシデントからスタート……。エン=ネシリのタックルを受けたブスケツが足首を痛めてプレー続行不可能となり、チャビ監督は代わりにケシエを出場させた。状態が心配されるバルセロナが主将だが、ひとまず自分の足で歩くことはできていた。
F・デ・ヨングをブスケツの代わりにアンカーとして、ケシエをインサイドハーフに据えたバルセロナは、ボールを保持してセビージャ陣地で試合を進める。16分にはペナルティーエリア内右に侵入したレヴァンドフスキのシュートがグデリに当たって枠へ向かったが、これはGKボノのセーブに遭う。レヴァンドフスキはさらに26分、今度はペナルティーアーク付近からボールを叩いたものの、こちらも横っ飛びしたモロッコ代表GKの右手に弾かれた。
0-0のまま後半を迎えたバルセロナは、58分に先制点を獲得。クリステンセンのフィードをペナルティーエリアのハフィーニャが巧みに落として、同じくエリア内のケシエがボールを受ける。セビージャDF陣に囲まれるケシエはタイミングを見計らって左足のアウトサイドで「ちょん」とボールを前に出し、エリア内左にフリーで飛び込んだJ・アルバがこれを押し込んだ。
先制したバルセロナは58分に加点。クンデのフィードから右サイドを抜け出したハフィーニャがグラウンダーのクロスを送り、ペナルティーエリア内左にフリーで走り込んだガビがネットを揺らした。さらに79分にはエリア内左のJ・アルバが折り返したボールからハフィーニャもゴールを決め、リードを3点に広げている。
3-0としたバルセロナはセビージャの反撃を許すことなく、無失点のまま終了のホイッスルを聞いた。5連勝でレアル・マドリーとの勝ち点差を8に広げている。




