Jose CastroGetty Images

会食&観戦拒否でバルセロナから絶縁されたセビージャ…会長「多くのクラブが私たちを支持している」「審判に金を払うなど言語道断だ」

セビージャのホセ・カストロ会長が、バルセロナに絶縁を宣言された件について見解を述べている。スペイン『マルカ』がコメントを伝えた、

バルセロナは2001年から2018年まで、当時のCTA(スペインフットボールの審判統括組織でラ・リーガの試合担当なども決定)副会長ネグレイラ氏とその息子が保有する会社に対して、審判のレフェリング分析を名目に約750万ユーロ支払っていたことで審判買収が疑われている。

この“ネグレイラ事件”と呼ばれる疑惑について、先に予審裁判所はバルセロナと同クラブの過去の会長を起訴することを決定。これを受けたセビージャは9月29日のラ・リーガ第8節、アウェーでのバルセロナ戦(0-1敗北)において会食および貴賓席での試合観戦を拒否し、憤るバルセロナから「セビージャがその姿勢を改めない限りあらゆる関係を断つ」と宣言されている。

そして2日、ホセ・カストロ会長は自身率いるセビージャ首脳陣が、適切な振る舞いを行ったことを強調。推定無罪であるとしても、バルセロナが元審判で、CTA副会長として審判を評価する立場にもあったネグレイラ氏に金銭を支払っていた行為を「言語道断」と断言している。

「ラ・リーガ1部と2部の本当に多くのクラブから支持を受けたよ。私たちには明確な信条があり、ああいった行いは言語道断だと理解している。確固とした判決が出たわけではないが、私たちはクラブとファンのために戦わなくてはいけない」

「私たちは彼らの行動を拒絶する。あとは裁判官が犯罪かどうかを決めてくれるだろう。バルセロナが、たとえもうピッチには立っていなかったとしても、現役だった審判に750万ユーロを払っていたなど……。その出来事はあまりに深刻だ。私たちは現実のスポークスマンになりたいんだ」

「なんのために審判に金を払っていたんだ? ラ・リーガは世界でこれだけ強大かつ大切なリーグになるまで何年も費やしてきた。それが、この出来事のおかげで台無しになってしまう可能性があるんだよ……」

「大会の公正さのために、この問題は解決されなくてはならない。これからどうなるか分からないが、支払いがあったことは事実なんだ。それだけで私たちが拒絶をするには十分だよ」

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