ボール保持率35%でクラシコに勝利したバルセロナ、チャビの発言が掘り返される「バルサやマドリーがアトレティコみたいにプレーすることは許されない」

Simeone XaviGetty Images

ボールポゼッション率35%でのクラシコ勝利で、賛否両論となっているバルセロナ。そうした状況で、チャビ・エルナンデス監督の過去の発言が掘り返されている。スペイン『マルカ』が伝えた。

コパ・デル・レイ準決勝のファーストレグ、敵地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦に1-0で勝利したバルセロナ。主力選手を複数欠いた状況もあり、オウンゴールで先制後には後方に引いて守ることを強いられ、最終的に35%のポゼッション率で、マドリーに枠内シュートを1本も許さず試合を終えている。

ただ、チャビ監督がいかに「私たちの望んでいた試合内容ではなかった。ボールを奪うことができなかった」ことを強調しても、ポゼッションフットボールを自分たちの哲学とするバルセロナだけに、守備的なパフォーマンスに終始してしまったことには賛否両論が巻き起こる。とりわけチャビ監督は、そうしたプレーに否定的な見解を述べていた過去があるために、それがブーメランのように戻ってきている。

例えば2016年、スペイン『モビスタール・プルス』の番組でホルヘ・バルダーノ氏とのインタビューに応じたチャビ監督は、次のように語っていた。

「バルセロナやレアル・マドリーのようなビッグチームについて、私にしてみればプレースタイルに交渉の余地はないんだ。自分の意見を言わせてもらえば、アトレティコ・マドリーのようにプレーすることは許されないんだよ」

チャビ監督はまた、すでにバルセロナを率いていた2022年5月にもアトレティコのスタイルに言及。シメオネ監督のチームようなパフォーマンスを、バルセロナがしてはいけないことを説いていた。

「(守備的なフットボールは)バルサのスタイルにはならない。バルサがそうプレーしても、ファンや周囲が理解することはないだろう。別に、そこに美点がないとか競争的ではないとかタイトルを勝ち取れないとか言っているわけではない。合法な手段だし、それでも勝つことはできる。アトレティコは実際的にラ・リーガに2回勝ち、チャンピオンズもほぼ手中に収めていた。ただ、それは私たちのスタイルではないんだ」

「だからといって、私が監督としての彼(シメオネ)を称賛していないわけではない。彼は選手たちを説得して走らせることができる。素晴らしい監督だと思う。私は、別に彼らのようなプレーを否定しているわけではなく、事実を言っているだけだ。それは私たちのスタイルではない」

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