カタルーニャのラジオ局『RAC1』は、バルセロナが欧州スーパーリーグプロジェクトから離脱する意向と報じた。
チャンピオンズリーグに代わる欧州の新たなコンペティション創設を目指し、2021年4月に旗揚げされた欧州スーパーリーグプロジェクト。当初はレアル・マドリー、バルセロナ、アーセナル、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、アトレティコ・マドリー、ミラン、インテル、ユヴェントスの12クラブが加盟していたが、発表から2日以内にプレミア勢すべてが離脱し、その後にアトレティコ、インテル、ミランが続いた。ユヴェントスも2023年に離脱し、レアル・マドリーとバルセロナのスペイン2強のみが、創設をあきらめず動き続けている状況だった
そしてバルセロナも、どうやら離脱に向けて動き始めたようだ。『RAC1』曰く、バルセロナはここ数カ月間、敵対関係にあったUEFA(欧州フットボール連盟)と和解に向けて話し合いを進めているという。またパリ・サンジェルマンのナセル・アル・ケライフィ会長が会長を務める欧州クラブ連盟(ECA)にも再加入する考えがあるとのことだ。
バルセロナが考えを改めようとしている背景には、UEFAが各クラブの要望に応じながら、欧州カップ戦の運営方法を変化させていることが挙げられるようだ。
その一方でスペイン『マルカ』によれば、バルセロナが離脱すれば孤立することになるレアル・マドリーは、それでも欧州スーパーリーグ創設をあきらめることはないという。フロレンティーノ・ペレス会長にとって欧州スーパーリーグは、「フットボールのエリート界を変化させる主要戦略の一つ」であり続けている模様だ。




