11日のラ・リーガ第35節、バルセロナはホームでのレアル・マドリー戦を4-3で制した。この試合で2ゴールを決めたFWハフィーニャは、MOMはほかの選手に与えられるべきだったとの見解を示している。
立ち上がりにFWキリアン・エンバペに2ゴールを決められたバルセロナだったが、その後に圧倒的な攻勢を見せると、DFエリック・ガルシア、FWラミン・ヤマル、さらにハフィーニャが2得点して、前半の内に4-2と逆転することに成功。後半にはエンバペにハットトリックとなるゴールを許したが、1点リードを維持したまま試合終了を迎えている。首位バルセロナは2位レアル・マドリーとの勝ち点差を7に広げることに成功し、次節エスパニョールとのダービーに勝利すれば、2シーズンぶりのラ・リーガ優勝を決められる。
2ゴールのハフィーニャは、ファン投票によって決められるラ・リーガのMOMに輝いたが、選手本人は納得してはいないようだ。スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューで、次のように語っている。
「僕なら違う選手にMOMを与えるけどね。自分は最高の試合をしたわけではない。例えば、僕にとってぺドリは毎試合MOMに値する選手だ。今日の自分はパフォーマンスはフェラン、クバルシ、イニゴといった選手たちを下回っていた」
ハフィーニャはゴールを決めたことよりも、そのほかの決定機を物にできなかったことを悔やんでいる。
「今日は2ゴール以上決められたはずだ。外してはならない三つの決定機を外してしまった。自分自身に対して高い要求を課すべきだし、決めたゴールよりも外したチャンスの方を考えているよ」
「僕はいつだって最高の自分であることを望んでいる。すべてがうまくいかなかったときは、もっとできたはずという感覚とともにスタジアムを後にすることになる」
その一方で、チームの課題としては守備の改善を挙げている。
「クラシコは本来、そこまでゴールが生まれない試合だ。だけど自分たちとマドリーのプレースタイルによって、多くのチャンスが生まれることになった。大切なのは、守備をするべきタイミングではしっかりと守ることにほかならない」
「自分たちが逸したチャンスの数を考えれば、もっと簡単な試合にもできたはずだった。マドリーの3点目が試合を難しくしてしまったね。だけど、その後には良い守備を見せられたし、それこそが重要なんだよ」