gerard piqueGetty Images

ピケ、引退セレモニーで涙止まらず…「自分とバルサの間には愛と情熱があり過ぎる。必ず戻ってくるよ。僕はここで生まれて、ここで死ぬんだ」

バルセロナDFジェラール・ピケが5日、同クラブの本拠地カンプ・ノウでサポーターに別れを告げた。

先に現役引退を発表したピケは、カンプ・ノウでのラストマッチとなったラ・リーガ第13節アルメリア戦で先発出場。83分までプレーし、ピッチから去る際にはチームメート、チャビ・エルナンデス監督らコーチングスタッフを抱擁を交わし、観客からは「ピケ! ピケ! ピッケンバウアー!」のお馴染みのチャントを浴びせられている。

そして試合終了後に行われたセレモニー。胴上げで宙を舞ったピケはその後にマイクを手に取り、時折涙で声を詰まらせながら、カタルーニャ語でこう話したのだった。

「愛することは、ときに去ることでもあるんだ。自分とバルサの間には、あまりにも愛と情熱があり過ぎた。思うに、今は少し距離を置いて、空気を入れかえるときだったんだ。そして、確信しているよ。未来にここに戻ってくることを」

「これは別れなんかじゃない。僕がこの世に受けたとき、祖父がソシオにしてくれた。自分はここで生まれて、ここで死ぬんだ。ビスカ(万歳)・バルサ」

ピケのキャリア通算記録は667試合出場57得点で、スペイン代表としての臨んだ南アフリカ・ワールドカップやUEURO2012含め36タイトルを獲得。その内、下部組織から過ごしたバルセロナでは616試合を戦い、ラ・リーガ8回、チャンピオンズリーグ3回の優勝に貢献している。

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