バルセロナは9日のラ・リーガ第8節、本拠地カンプ・ノウでのセルタ戦を1-0で制した。
ミッドウィークのチャンピオンズリーグ、インテル戦を0-1で落としたバルセロナ。疑惑の判定はあったにしてもパフォーマンス自体低調だったため、自分たちと同じく攻撃的チームのセルタとの対戦で、再び手応えを感じたいところだ。チャビ監督はGKテア・シュテーゲン、DFバルデ、ピケ、マルコス・アロンソ、ジョルディ・アルバ、MFガビ、ブスケツ、ペドリ、FWハフィーニャ、レヴァンドフスキ、フェラン・トーレスを先発で起用している。
バルセロナは立ち上がりから攻勢を披露。ハフィーニャ、レヴァンドフスキ、F・トーレスが次々に決定機を迎え、その度にセルタ守護神マルチェシンの好守に遭ったが、17分にゴールを割ることに成功する。左サイドを突破したガビがグラウンダーのクロスをペナルティーエリア内に送ると、ウナイ・ヌニェスがボールをクリアし損ね、こぼれ球をペドリが枠内に押し込んでいる。
バルセロナはその後も圧倒的に試合を支配したが、追加点を決めることはかなわず。1-0のまま試合を折り返すと、迎えた後半はセルタの反撃にも遭うことに。前半は70%以上あったポゼッション率が、後半に入ると60%近くまで下がっている。
チャビ監督は63分に交代カードを切り、F・トーレス、ペドリ、ハフィーニャを下げてアンス・ファティ、フレンキー・デ・ヨング、デンベレを投入。また77分にはバルデを下げてセルジ・ロベルトも入れた。しかし、その後も試合の流れを引き寄せることはできず、84分にはペナルティーエリア内のイアゴ・アスパスにあわや同点とされるシュートを許し、T・シュテーゲンのビッグセーブによって何とか事なきを得ている。
終盤、チャビ監督はJ・アルバをエリック・ガルシアに代えて守備を強化。セルタの意地の攻撃を何とか防いだまま、試合終了のホイッスルを聞いている。ラ・リーガ7連勝のバルセロナは勝ち点を22としてレアル・マドリーと並び、得失点差によって今節も首位を維持。首位のまま次節、敵地サンティアゴ・ベルナベウでのクラシコに臨むことになる。




