Neymar XaviGetty Images

バルセロナ、ネイマールからの逆オファーを断っていた模様…その理由は財政難&チームの団結を損なう可能性があるため

バルセロナがパリ・サンジェルマン(PSG)FWネイマールからの逆オファーを断っていたようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。

PSGで難しい日々を過ごしていたとされるネイマール。その代理人を務めているピニ・ザハヴィ氏は、良好な関係を築くバルセロナに対して獲得を打診していたようだが、断りを入れられたという。

バルセロナがネイマール獲得を拒否した理由は、主に2つあったとされている。一つは、ここ数年にわたって陥る財政難によって、ブラジル代表FW獲得が金銭的に「実現不可能」なオペレーションであったこと。もう一つは、現在ロッカールームにある団結を損なう可能性があったためとのことだ。

バルセロナはネイマール獲得が金銭的に「ユートピア」なオペレーションであると認識しながらも、一応はチャビ・エルナンデス監督率いるコーチングスタッフ陣に意見を求めた模様。チャビ監督が現役時代に一緒にプレーしたこともあり、コーチ陣は彼の選手としてのクオリティーを疑っていなかったようだが、「現在チームにある良い雰囲気と固い団結を損なわせるかもしれない」との見解により獲得には否定的だったとみられている。

バルセロナは以上の理由のほか、ネイマールとここ数年にわたり法廷で争ったことも考慮して、「彼のバルセロナでのページはもう閉じられた」と結論付けていた模様。ブラジル市場を狙った戦略は、すでに獲得を内定しているとされるアトレチコ・パラナエンセFWヴィトール・ロッキを中心に進めていく考えのようだ。

なお、PSGは先にルイス・エンリケ監督を招へい。ネイマールはバルセロナで、同監督に率いられてラ・リーガ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグ優勝の三冠を達成したが、PSGでプレーし続けるとすればこの指揮官の存在がポジティブに働く可能性もありそうだ。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0