パルメイラスFWエステヴァン・ウィリアン、通称メッシーニョは、バルセロナ移籍の夢を果たすことができないのかもしれない。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。
FWリオネル・メッシへの憧れからメッシーニョを名乗る同選手は、今月6日に16歳という若さでパルメイラスのトップチームデビューを果たした。来夏のレアル・マドリー加入が内定しているチームメートのFWエンドリッキとも比較される、ブラジルの新たな宝石だ。
そんなメッシーニョは先に『ムンド・デポルティボ』とのインタビューに応じ、自身の夢を問われた際に「バルセロナでプレーすることだ。僕はネイマール、メッシ、（ルイス・）スアレスのプレーを見ながら育った。それこそ僕の夢なんだよ」と返答していた。しかしバルセロナは、現時点ではこのウィンガーの夢を叶える気がなさそうだ。
『ムンド・デポルティボ』曰く、バルセロナは財政難のためメッシーニョ獲得に動いていないという。このため同選手は、異なるクラブへの移籍を考え始めたとのことだ。
メッシーニョは2025年夏まで欧州クラブに移籍することができないが、すでにパリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティが獲得に興味を示し、実際的な動きを見せている様子。以上のクラブはメッシーニョとパルメイラスの契約解除金6000万ユーロを支払う用意もあるとされる。
パルメイラスはエンドリッキをレアル・マドリーに売却したように、メッシーニョに関しても早期の売却を希望している模様。このためにブラジルの新たな宝石が、一向に動く気配がないというバルセロナではなく、ほかの欧州のビッグクラブと契約を結ぶ可能性が高まっているようだ。