Memphis Depay Athletic Club vs Barcelona La Liga 2021-22Getty Images

メッシのいないバルセロナ、ラ・リーガ2戦目でつまずく…デパイ弾で敗戦回避もビルバオと1-1ドロー

21日のラ・リーガ第2節、バルセロナは敵地サン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦を1-1のドローで終えた。

開幕節レアル・ソシエダ戦(4-2)では、クーマン監督曰く「前半はここ数年で最も最高だった」というパフォーマンスを披露したバルセロナ。オランダ人指揮官はGKネト、DFデスト、エリック・ガルシア、ピケ、ジョルディ・アルバ、MFブスケッツ、フレンキー・デ・ヨング、ペドリ、FWグリーズマン、デパイ、ブライトバイテと前節のスタメンを踏襲した。

しかしマルセリーノ監督率いるアスレティック、さらに言えば少しの観客が戻ったサン・マメスでの試合はやはり一筋縄ではいかない。バルセロナは7分、右サイドを突破したデパイからフリーのブライトバイテにボールが渡るも、デンマーク代表FWはこれを枠内に押し込むことができず。その後はアスレティックに再三サイドを攻略され、クロスバー直撃のシュートを打たれるなど押し込まれる時間が続いた。かてて加えて30分には、腰に痛みを抱えている様子のピケが続行不可能となり、クーマン監督はアラウホを投入している。

ソシエダ戦のような展開にできないまま前半を終えたバルセロナは、後半にも苦戦を喫する。46分、イニャキ・ウィリアムとネトの交錯からベレンゲルにこぼれたボールを無人のゴールに押し込まれそうになったが、これはアラウホがすんでのところでクリア。だが50分、ついにアスレティックにゴールを割られてしまう。CKからイニゴ・マルティネスがヘディングシュートを突き刺し、まばらに観客が入ったサン・マメスにこの日一番の歓声がこだますることになった。

苦しくなったクーマン監督は62分にペドリとブライトバイテを下げてセルジ・ロベルトとデミルを投入。その後、猛攻を仕掛けたバルセロナだったが、マルセリーノ監督仕込みの4-4-2の堅守から綻びを生むのは、やはり難しい。しかし執拗に攻撃を仕掛け続けると、74分にデ・ヨングが巧みなループシュートをクロスバーに当て、その1分後にデパイがついにアスレティックの錠前を破壊。中盤でのボール奪取から、ペナルティーエリア内左で浮き球を胸トラップしたオランダ代表FWは、角度のないところから左足のシュートを突き刺した。

終盤、バルセロナは同点弾にも絡んだデ・ヨングがそのボール奪取、パス、ドリブル突破で獅子奮迅の活躍を披露。彼を起点にして勝ち越し弾を狙ったものの、デパイが迎えた決定機を逸するなどゴールは遠い。試合終了間際にはペナルティーエリア手前でニコ・ウィリアムスを後方から倒したエリック・ガルシアが一発退場となり、結局ドローのまま試合終了のホイッスルを迎えている。バルセロナは追いつきはしたものの結果的につまずいた格好となり、再びメッシ・ロスが叫ばれることになりそうだ。

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