Wout Weghorst Barcelona Manchester United 2022-23Getty

ELプレーオフ1stレグ、激闘のバルセロナ対マンチェスター・Uは2-2ドローで終了!マン・U一時逆転もバルサ追いつく

16日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・プレーオフ1stレグ、カンプ・ノウを舞台としたバルセロナ対マンチェスター・ユナイテッドは2-2のドローで終了した。

バルセロナ対マンチェスター・U ……チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント以降で実現されるべきカードだが、両チームともに調子を急激に上げていることで試合の緊張感と内容は間違いなくCLレベル、もっと言えば今季ELの名声を引き上げるようなものとなった。

前半はバルセロナもマンチェスター・Uも、それぞれのスタイルで流れを引き寄せる時間をつくり、決定機を迎えていく。クラブ伝統のポゼッションスタイルを貫くバルセロナは9分、J・アルバの折り返しをガビがスルーして、これを受けたレヴァンドフスキがペナルティーエリア内でシュートを放ったが、これはGKデ・ヘアの好守に阻まれる。対して、強度あるプレッシングからショートカウンターを狙うマンチェスター・Uは28分、ロングボールからベグホルストが最終ラインを抜け出すが、テア・シュテーゲンの好セーブに遭った。

マンチェスター・Uは自分たちが流れを引き寄せた時間帯で、小気味よくチャンスを迎えていったが、ラッシュフォードらのシュートはいずれも精度を欠いてバルセロナ守護神のセーブに遭った。一方バルセロナは37分、ワンビサカのトラップが大きくなったところをジョルディ・アルバが急襲。そのままシュートまで持ち込むもデ・ヘアに止められている。前半は結局、スコアレスのまま終了。なおバルセロナは38分にペドリが負傷してセルジ・ロベルトと交代している。

迎えた後半は、スコアが次々に動いた。先制したのはバルセロナ。50分、ハフィーニャの右CKから、ファーアイドのマルコス・アロンソがヘディングシュートを放ってネットを揺らした。カンプ・ノウは割れんばかり大歓声が起こっている。

だが、ここからマンチェスター・Uがカンプ・ノウに沈黙をもたらした。まず52分、フレッジのスルーパスからラッシュフォードがペナルティーエリア内右に侵入し、T・シュテーゲンのニアサイドをぶち破り同点に追いつく。さらに59分には右CKの流れからラッシュフォードがペナルティーエリア内右に入り込み、彼のパスがクンデのオウンゴールを誘発した。

逆転されたバルセロナはここから猛攻を仕掛けて同点を目指し、対するマンチェスター・Uは速攻から3点目を狙う。そして75分、次にゴールを決めたのはバルセロナだった。右サイドのハフィーニャのクロスを送ると、レヴァンドフスキがヴァランをひきつけながら合わせようとし、結局触れなかったボールがそのまま枠内に転がっている。

終盤、変わらずにボールを保持して攻め続けるバルセロナは、85分にカゼミーロのクリアボールがポストに当たるなど惜しい場面をつくる。が、最後まで逆転弾は奪えず。ラッシュフォードが終始鋭いプレーを見せ続けるマンチェスター・Uも勝ち越しゴールを決められず、結局同点のまま試合終了のホイッスルが吹かれることになった。

オールド・トラフォードを舞台としたセカンドレグは、23日に行われる。なおバルセロナはペドリが負傷、ガビが累積警告で出場停止とセカンドレグに向けて厳しい状況。この試合を負傷で欠場したブスケツはセカンドレグに間に合う可能性もある。

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