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ラ・リーガ首位バルセロナ、マジョルカとドロー!ハフィーニャ&フェルミン弾で二度追いつくも逆転できず…連勝は5でストップ

26日のラ・リーガ第7節、バルセロナは敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦を2-2のドローで終えた。

先週末の第6節セルタ戦では、0-2ビハインドの状況から終盤に3ゴールを叩き込み、劇的逆転勝利を果たしたバルセロナ。レアル・マドリーがアトレティコ・マドリーとのダービーを落としたことで、彼らを抜いて首位に浮上している。

このまま首位の座を維持したいチャビ監督は、GKテア・シュテーゲン、DFカンセロ、アラウホ、イニゴ・マルティネス、バルデ、MFギュンドアン、オリオル・ロメウ、ガビ、FWハフィーニャ、フェラン・トーレス、ジョアン・フェリックスをスタメンで起用している(ペドリ&フレンキー・デ・ヨングが負傷離脱中。レヴァンドフスキ&クンデがローテーションでベンチスタート)。

セルタ戦のように後手に回ることはなく、今度は自分たちのフットボールを展開して主導権を握りたかったバルセロナだが、またも相手の先制点を許してしまう。キックオフから8分後、T・シュテーゲンのパスミスからマジョルカ攻撃陣にゴール前に詰め寄られると、ムリキにシュートを決められている。

ビハインドを負ったバルセロナは、ガビ、ロメウ、カンセロを中心としたビルドアップから同点弾を目指すも、セルタ同様5バックを敷くアギーレ監督のマジョルカに苦戦。なかなかチャンスを生み出せない。しかし時間が経つに連れて、右サイドのハフィーニャを中心に少しずつ彼らの守備に亀裂を入れていくと、41分についにスコアをタイに戻した。ギュンドアンのスルーパスを受けたハフィーニャが、ペナルティアーク付近から強烈な左足のシュートを放ち、ネットを揺らしている。

バルセロナはその後も攻勢を見せ、早くハーフタイムを迎えたいのはマジョルカの方だと思われた。だが前半AT3分、アギーレ監督のチームがワンプレーを物にして再びリードを得る。GKライコビッチのフィードをムリキが頭で前方に送り、アブドンがペナルティーエリア内に侵入。アブドンはT・シュテーゲンを眼前に、左足アウトサイドのシュートでボールを枠内に転がしている。

迎えた後半、攻め続けるバルセロナは55分にJ・フェリックスがミドルでゴールをうかかったが、これは惜しくも右ポストに直撃した。チャビ監督は58分に最初の交代カードを切り、フェランとの交代でレヴァンドフスキを投入。また64分にはロメウとJ・フェリックスも下げてラミン・ヤマルとフェルミンもピッチに立たせている。すると65分、投入されたばかりのヤマルがペナルティーエリア内でナスタシッチに倒されたとしてPKの笛が吹かれたが、これはVAR介入の結果ほとんど接触がなく取り消された。

焦りを募らせるバルセロナだったが75分、あまりに鋭いドリブル突破などで強烈な存在感を放ち続けるヤマルを起点に、2-2とするゴールを決めた。ヤマルのスルーパスからハフィーニャがペナルティーエリア内右に侵入。折り返されたグラウンダーのボールをレヴァンドフスキがスルーし、その後方に走り込んできたフェルミンがライコビッチを破っている。

チャビ監督は75分、まだ試合勘が戻っていない様子だったイニゴ・マルティネスを下げ、パワープレーも考慮してかクンデも投入する。バルセロナは終盤、マジョルカを自陣に押し込めて猛攻を仕掛け続けたものの、セルタ戦のように逆転ゴールまでは決められず。結局、同点のまま試合終了のホイッスルを迎えることになった。

これでバルセロナの連勝は5(チャンピオンズリーグ含めれば6)でストップ。勝ち点を17までしか伸ばすことができず、今節ビジャレアル戦に臨むジローナ(勝ち点16)、ラス・パルマス戦に臨むレアル・マドリー(勝ち点15)に順位を抜かれる可能性がある。

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