10月1日のラ・リーガ第7節、バルセロナは敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦に1-0で勝利した。
今季ラ・リーガ最小失点チーム(1失点)のバルセロナに試練が訪れた。インターナショナルウィーク、最終ラインではアラウホ、クンデ、ぺジェリンが負傷し、セルジ・ロベルトも万全ではない状態。チャビ監督は懸念の右サイドバックにバルデを起用し、そのほかGKテア・シュテーゲン、DFピケ、クリステンセン、ジョルディ・アルバ、MFケシエ、ブスケツ、ガビ、FWデンベレ、レヴァンドフスキ、アンス・ファティを先発させている。
前半、いつも通りのボールを保持するバルセロナは、立ち上がりこそマジョルカの速攻やセットプレーから肝を冷やすも、徐々にチャンスを形づくるようになり19分にレヴァンドフスキが先制点を獲得。A・ファティのスルーパスからペナルティーエリア内左に入り込んだポーランド人FWは、深い切り返しからシュートコースをつくって右足を強振。地を這うボールがGKライコヴィッチが反応できても届かない枠内右に収まっている。レヴァンドフスキはこれがラ・リーガ7試合8得点目、公式戦8試合12得点目となった。
先制したバルセロナは33分、ペナルティーエリア内フリーでジャウメ・コスタのシュートを許してしまった、これはT・シュテーゲンの好セーブが飛び出し失点を回避。1点リードを維持したまま試合を折り返している。
後半、バルセロナはボールを持ちながら追加点を狙いつつ、マジョルカの攻撃の機会を削いでいく。チャビ監督は67分に最初の交代カードを切り、ケシエ、アンス・ファティとの交代でペドリ、ハフィーニャを投入。さらに79分にはデンベレ、J・アルバも下げてS・ロベルト、フェラン・トーレスを入れた。
その後もポゼッションを続けるバルセロナは、時折イ・ガンインやムリキを中心としたマジョルカの反撃に手を焼いたものの、最小得点差を保ったまま試合終了のホイッスルを迎えた。6連勝の同チームは、翌日にオサスナ戦を控えるレアル・マドリーを勝ち点1差で上回り、暫定首位に浮上した。
なおチャビ監督はラ・リーガ指揮官デビュー後のアウェー戦成績を13勝5分けとして、18試合無敗の新記録を樹立。記録をこれまで保持していたのは元レアル・マドリー監督のジネディーヌ・ジダン氏で、17試合で無敗を貫いていた。チャビ監督は同様に、バルセロナ指揮官として臨んだ最初のアウェー戦18試合で無敗を貫いた初の指揮官にもなっている(これまで記録保持者はエルネスト・バルベルデ現アスレティック・ビルバオ監督)。




