ウルグアイ代表FWルイス・スアレスがバルセロナ、アトレティコ・マドリーに在籍したスペインでの日々を振り返っている。
2014〜20年にバルセロナ、2020〜22年にアトレティコでプレーしたL・スアレス。今夏に母国の古巣ナシオナルに復帰した同選手は、スペイン『マルカ』とのインタビューでバルセロナで過ごした日々が10点満点中何点だったかを問われ、次のように返答している。
「12点だ。自分が加入したときに抱えた自分の期待は、レオ(・メッシ)、ネイマールと一緒に実現したことを下回っている。鶏小屋で三匹の鶏は共存できないと言うが、僕たちは結果を出せることを証明した。それぞれが異なる役割を担って、あの頃のバルサを最高のチームの一つとしたんだよ」
「僕の自分が築き上げたキャリアに誇りを持っている。あの日々の終わりには、確かにレベルを落としたが、それでも1シーズン25得点のラインを越えることができた」
L・スアレスは、ロナルド・クーマン監督がバルセロナ指揮官となった2020年夏、戦力外扱いで同クラブを去っている。
「クーマンと会ったら挨拶を交わすか? 時間は流れるものだし、礼儀と敬意からそうさせてもらうよ。すれ違ったとして、ロナルドがバルセロナの選手時代のように、その偉大さを見せてくれたらいいけどね。なぜ僕が去らなくてはならなかったのかを口にすることで。フットボールやコーチ陣とは関係ない理由だったと話すことでね」
その一方で、ラ・リーガ優勝の立役者になるなどしたアトレティコでの日々が何点だったかを質問されると、こう返した。
「0点から10点だったら、10点だ。あそこに2年間いて、ラ・リーガ優勝を果たし、チーム内得点王になったことでね」
また、ここ最近のアトレティコの低迷については、次のような見解を示している。
「以前の彼らは(守備的なシステムを駆使するために)完璧な選手たちを擁していた。でも今は『もっと攻撃しないと』と言わせるようなクオリティーの選手たちを揃えている。ジョレンテ、コレア、カラスコ、ジョアン、グリーズマンがいるけど……フアンフラン、ゴディン、ミランダ、フィリペ、ガビがいた頃の守備的メンタリティーをときに忘れてしまうんだ……。今の彼らはより攻撃を仕掛けるけど、そこまで多くのゴールを決めておらず、逆に攻められたらより失点を喫している。それでもその陣容のクオリティーから、すべての優勝候補だよ」


