rash ford luis diazGetty Images

ニコ・ウィリアムズを逃したバルセロナ、ルイス・ディアス&ラッシュフォード獲得オペレーションを並行して進める

バルセロナはリヴァプールFWルイス・ディアス、マンチェスター・ユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォードの獲得オペレーションを並行して進めているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

今夏、左ウィングの獲得を求めているバルセロナ。先にはアトレティック・クルブFWニコ・ウィリアムズの獲得を狙ったが、同選手は選手登録の保証がされないことを理由として、最終的にアトレティックと2035年まで契約を延長している。

そして現在、バルセロナはルイス・ディアス、ラッシュフォードの獲得オペレーションを並行して進めている模様。ニコのオペレーションのように急ぐことなく、少しずつ、同時に進めているようだ。

ルイス・ディアスとラッシュフォードは以前から獲得候補として名前が挙がってきた2選手だが、バルセロナの本命は前者であると常々報じられてきた。しかしこちらのオペレーションは、リヴァプールに売却の意思がないことが大きな問題となっているようだ。ルイス・ディアスとその代理人は、リヴァプールと話し合い売却を容認するよう求める考えとのことだが、FWディオゴ・ジョタが亡くなった直後というデリケートな時期でもあり、選手側もバルセロナも慎重に事を運ぶ方針という。

またリヴァプールが売却交渉の席につくとして、移籍金も問題となりそうだ。ルイス・ディアスの市場価値は8000万ユーロと見積もられ、ラ・リーガのサラリーキャップに問題を抱えているバルセロナにとって、そのような巨額を支払うのはハードルが高いと予想される。加えてドイツメディアは、同じくルイス・ディアスの獲得を狙うバイエルン・ミュンヘンが、固定額とインセンティブ合わせて8000万ユーロとなるオファーをリヴァプールに提示したことを報道。バルセロナにとって、ルイス・ディアスの獲得は難易度が高いようだ。

その一方で、ラッシュフォードの獲得はルイス・ディアスと比較すれば、明らかに難易度が低いという。バルセロナはラッシュフォードの代理人アルトゥーロ・カナレス氏と話し合っており、同選手が年俸を引き下げてでも移籍する覚悟があることを聞きつけたとされている。また、ラッシュフォードはバルセロナに対する“目配せ”を繰り返しているようで、ここ最近にはSNSで同クラブの選手たちをオファーし始めた。

加えてマンチェスター・ユナイテッドは、ラッシュフォードのレンタルでの放出を容認する考えとみられる。ユナイテッドは買い取り義務をつけての放出を希望しており、バルセロナはその点について検討を重ねているようだ。なおバルセロナは来季、サラリーキャップの状況が大きく改善されることが見込まれている。

バルセロナは2つのオペレーションを並行して、少しずつ進めていく方針とのことだが、『マルカ』はどちらか1選手ではなく「2選手を獲得する可能性も否定できない」と、まさかの両獲りもあり得ることを示唆している。ルイス・ディアスが完全移籍でラッシュフォードがレンタル移籍ならば、確かに所属選手の放出次第で可能かもしれないが、果たしてどのような結末を迎えることになるのだろうか。

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