De Jong Villarreal BarcelonaGetty Images

チャビ率いるバルセロナ、今季ラ・リーガでアウェー初勝利&初の連勝!圧倒的劣勢ながら土壇場に2点を決め切る

27日のラ・リーガ第15節、バルセロナは敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦に3-1で勝利を果たした。

チャビ監督がバルセロナ指揮官として臨む3試合目にして、初のアウェー戦だ。本拠地カンプ・ノウで戦ったここまでの2戦の成績は1勝1分けで、得点がPKからの1点のみ……今季バルセロナはラ・リーガのアウェー戦でまだ勝てていないこともあり、しっかり得点を決めて初勝利を飾りたいところである。チャビ監督はGKテア・シュテーゲン、DFエリック・ガルシア、アラウホ、ピケ、ジョルディ・アルバ、MFフレンキー・デ・ヨング、ブスケツ、ニコ、FWアブデ、メンフィス、ガビをスタメンとして起用している。

試合序盤は、チャビ・バルセロナがいつも通り攻勢に出る。右ウィングのアブデの積極的な仕掛けが効果を発揮し、メンフィス、さらにはガビのポスト直撃弾など決定機を重ねた。しかし過去2戦同様にそのインテンシティーあふれるプレーは長く続かず、20分を過ぎると主導権はビジャレアルに移る。エメリ監督率いるチームは左サイドバックのぺドラサの鋭い突破などから決定機を築いき、バルセロナはT・シュテーゲンの好守も飛び出して何とかスコアレスのまま試合を折り返している。
迎えた後半、48分に先制点を決めたのはバルセロナだった。・アルバの折り返しから最終ラインを抜け出したメンフィスがシュート。これはGKルジに弾かれたが、F・デ・ヨングがボールを押し込んだ。一時はメンフィスのオフサイドを取られたが、VARの介入後にゴールと認められている。

先制したバルセロナはその後ビジャレアルの反撃に遭うことに。チャビ監督は66分にアブデとの交代でデンベレを投入し、また70分にはJ・アルバが負傷でプレー続行不可能となったことでミンゲサをピッチに立たせている。

しかし、その後もビジャレアルの攻勢は衰えず次々に決定機を迎えていくと、76分にゴールへと結実させる。バルセロナのスローインからボールを奪った黄色いチームは、途中出場のチュクウェゼがここで決定機力を発揮してT・シュテーゲンを破った。

またもアウェーでは勝てないのか……。ボールを持てず、守備が脆弱で、圧倒的劣勢のバルセロナだったが、ワンプレーによって道が開けた。T・シュテーゲンのロングフィードで、エストゥピニャンが血迷ったかバックヘッドを選択して、このボールをメンフィスがかっさらう。オランダ代表FWはアルビオル、さらにルジをかわして無人のゴールにシュートを決め切った(今季8得点目)。

バルセロナはさらに93分、途中出場のコウチーニョがPKを奪取すると、これをブラジル人MF本人が決め切って3点目を獲得。土壇場で獲得した2点リードを最後まで守り切り、ついに今季ラ・リーガ初のアウェー戦勝利、それに伴う初の連勝を達成した。バルセロナはチャビ監督就任からの公式戦成績を2勝1分け、ラ・リーガ成績を2勝1分けとして、勝ち点23で暫定7位につけている。

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