ラ・リーガで首位を走るバルセロナだが、好調の要因には堅守も挙げることができそうだ。スペイン『マルカ』が報じている。
2位レアル・マドリーに勝ち点2差をつけてラ・リーガの首位に立つバルセロナ。チームで一番目立っているのは、13得点を記録して得点王レースのトップを快走するFWロベルト・レヴァンドフスキかもしれないが、GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが率いる守備陣の健闘も忘れてはいけない。
バルセロナは今季ラ・リーガで14試合に臨み、わずか5失点しか許していない。これはラ・リーガ、プレミアリーグ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アンの欧州5大リーグにおいて、最も少ない失点数となる。失点が少ないトップ20のチームは、以下の通りだ。
バルセロナ(14試合5失点)
ユヴェントス(15試合7失点)
PSG(15試合9失点)
レンヌ(15試合10失点)
ビジャレアル(14試合10失点)
アーセナル(14試合11失点)
ラツィオ(15試合11失点)
ニューカッスル(15試合11失点)
ナポリ(15試合12失点)
ベティス(14試合12失点)
マジョルカ(14試合13失点)
バイエルン・ミュンヘン(15試合13失点)
マルセイユ(15試合13失点)
マンチェスター・シティ(14試合14失点)
アスレティック・ビルバオ(14試合14失点)
ローマ(15試合14失点)
アトレティコ・マドリー(14試合14失点)
レンヌ(15試合14失点)
オサスナ(14試合14失点)
レアル・マドリー(14試合14失点)
バルセロナは1試合平均2回セーブを実現しているテア・シュテーゲンのおかげもあって7本シュートを打たれて1失点をしている計算。失点数2位のユヴェントスならば6.43本、3位PSGは6.1本、20位タイのレアル・マドリーでは3.57本のシュートで1失点をしていることになる。
バルセロナの1試合における平均失点数は0.36失点だが、これは2012-13シーズン以降では同チーム最少の数字だ。チャビ・エルナンデス監督は今夏の移籍市場でDFラインの補強にプライオリティーを置き、ジュール・クンデ、アンドレアス・クリステンセン、マルコス・アロンソ、エクトル・ベジェリンと獲得した合計7選手の内4選手がDFだったが、狙い通り失点を極力抑えることに成功しているようだ。