バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、Bチーム所属選手たちのトップチームでの出場を制限する規則について「馬鹿げている」と一蹴した。
18日のラ・リーガ第18節エルチェ戦(3-2)で、チャビ監督はMFガビ、MFニコ、FWアブデ、FWジュグラとBチームの4選手を先発させる予定だったが、最終的にニコをベンチスタートとした。それはスペイン・フットボールのある競技規則のためだったという。
スペインではトップチームの7選手が常にピッチに立っていなければならないという規則が存在。Bチームから4選手を先発させることは可能ではあるが、もしトップチームの一人が退場した場合には規則違反となり、負け扱いとなる。また、トップチーム選手の出場義務は新型コロナの感染者が続出した場合にのみ、7人から5人まで基準が引き下げられる。
この規則は数年前、コパ・デル・レイの初期ラウンドで、ラ・リーガ1部所属チームがBチームの選手たちだけでプレーすることを防止するためにつくられた。しかしチャビ監督は、「意味のない」規則と断じる。21日のラ・リーガ第4節延期分セビージャ戦の前日会見で、次のようにコメントした。
「この前の試合では、規則によってBチームの選手をあれ以上起用できなかった。チームマネージャーのカルラス・ナバルから知らされたんだ。一人で退場すれば、勝ち点3を剥奪されてしまうとね。しかし馬鹿げている規則だし、まったく意味がない。トップチームでやれる選手たちの成長を妨害しているのだからね。1月に誰かしらトップチームに登録できるかを考えなくては」


