バルセロナは21日にラ・リーガ第4節延期分、敵地サンチェ・ピスフアンでのセビージャ戦に臨み、1-1で引き分けた。チャビ・エルナンデス監督は試合後、勝利を逃したことへの悔しさを滲ませている。
MFパプ・ゴメスの先制点を許したものの、DFロナルド・アラウホ弾で同点に追いついて試合を折り返したバルセロナ。後半にはDFジョルディ・アルバがDFジュール・クンデの退場を誘発して数的優位に立ち、一方的に試合を支配したものの結局勝ち越しゴールを奪うことはかなわなかった。
バルセロナは勝ち点28で7位に位置し、4位ラージョ・バジェカーノとの勝ち点差2で2021年最終戦を終えている。チャビ監督は試合後、チャンピオンズリーグ出場圏に入れなかったことを残念がった。
「感覚的にはほろ苦い。今日は眠るのに苦労しそうだ。私たちは勝たなくてはいけなかった。何と言っても数的優位だったんだからね。一人多いときには、もっと落ち着かなくてはならない。前半の私たちはとても良かったし、しっかりとしたパーソナリティーがあった。チームは成長しているよ。ハイプレス、ボールロスト後のプレス、パス回しとね」
11人対11人だった前半もジュレン・ロペテギ監督率いるセビージャ相手にポゼッション率で上回ったバルセロナだが、チャビ監督は手応えを感じているようだ。
「今日の私たちはチャンピオンズリーグ出場圏に入るために勝利を必要としていた。しかし、引き分けでもこのチームを誇らしく感じている。私たちには運が足りなかった。オスマンのシュートはポストにあたり、ガビも決定機を手にしていた。私たちは素晴らしいライバルを相手に戦い抜いたんだ」
「チーム改善されている。だから私は誇り高い。バルサは勝利を手にすべきチームだが、私たちはそうなるための道の上にいるんだよ。私はとても誇り高い。チームの全員に満足している。このバルサは私が愛するバルサのようだ。試合の主役となり、勇敢だった。セビージャはとても経験豊富なチームだが、今日は私たちの方が上回っていた。思うに、私たちはもっと良い結果に値したんだ」
その一方で、チームに得点力が不足しているとの指摘に対しては、次のように返答している。
「不足しているとは思わない。プレーモデルの理解が足りないということだろう。私たちはまだ、何をすべきかを理解できるほど成熟していない。プレーの選択が悪いんだ」




