31日のラ・リーガ第4節、バルセロナはホームでのバジャドリー戦で7-0の大勝を飾った。
開幕3連勝を果たすなど好調なスタートを切ったバルセロナ。その中で唯一ネガティブなニュースと言えるのがベルナルの前十字靭帯断裂だが、フリック監督はその代役としてカサードを起用してる。全スタメンはGKテア・シュテーゲン、DFクンデ、クバルシ、イニゴ・マルティネス、バルデ、MFダニ・オルモ、カサード、ペドリ、FWヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ。
ベルナルを失ったバルセロナだが、それでも調子を落とすことはなかった。モンジュイックで、バルセロナサポーターの前で今季初先発を果たしたダニ・オルモを中心に攻勢を仕掛けたチームは、20分過ぎに同じような展開から2ゴールをかっさらった。
バルセロナはまず20分、クバルシのロングフィードからハフィーニャがバジャドリーのDFラインを突破。ペナルティーエリア内に侵入したブラジル代表FWは、左足アウトサイドのシュートで今季初ゴールを決めた。さらに24分には、今度はヤマルのフィードからレヴァンドフスキがDFラインを破り、胸トラップから左足のシュートでネットを揺らしている。レヴァンドフスキは4試合4得点。
一気に2点をリードしたバルセロナは、前半終了間際に3点目も獲得。CKからペナルティーエリア内中央のクンデがボールを地面に落とすと、その場に倒れ込みながら右足で枠内に押し込んでいる。
後半に入ってもバルセロナの攻勢は衰えない。とりわけクバルシ、ペドリ、ダニ・オルモ、内に切れ込むヤマルらが絡む中央からの攻撃のクオリティーが昨季と比べて飛躍的に上がっており(ハフィーニャが左サイドで見せる献身的な動きも極めて効果的だ)、その強みを生かしながら次々と得点を重ねていった。
64分にはペナルティーエリア内のルーズボールから、レヴァンドフスキのお膳立てを受けたハフィーニャがこの日2点目。72分にはカウンターからヤマルのスルーパスにハフィーニャが抜け出し、ペナルティーエリア内からシュートを決めてハットトリックを達成。さらに84分にはペナルティーアークでボールを受け、エリア内左に入り込んだダニ・オルモが切り返しからシュートを決めてチーム6点目(ダニ・オルモはデビューから2戦連続弾)。さらにさらに85分には、途中出場のフェランがハフィーニャのグラウンダーのクロスを押し込みチーム7点目を決めた!
バルセロナは結局、7-0で試合終了のホイッスルを迎え、開幕4連勝を果たした。開幕4連勝は2017-18シーズンにバルベルデ監督率いるチームが達成して以来のこと。そして何よりもパフォーマンスの質が素晴らしく、バルセロナは今季快進撃を見せることを予感させている。