バルセロナの首脳陣は、今後1週間で全員を選手登録できると確信しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
財政難を根本的な理由として、ラ・リーガのサラリーキャップを超過し続けるバルセロナ。超過を解消して人件費の余裕をつくらなければ、新加入のGKジョアン・ガルシア、FWマーカス・ラッシュフォード、契約を延長したGKヴォイチェス・シュチェスニー、トップチームに昇格したDFジェラール・マルティンを登録できない状況となっている(FWルーニー・バルジについては去就が不透明でBチーム登録の可能性もあるとのこと)。
このために新たな“レバー”としてMFマルク・カサドの売却も噂されたバルセロナだが、『マルカ』曰く、首脳陣はあと1週間足らずで全選手を登録できることに自信を持っている模様。それも新たに誰かを売却する必要も、腰部を手術したGKマルク=テア・シュテーゲンが“長期離脱”となる必要もなく、全選手のライセンスが発行されると確信しているとのことだ。
ここまでにMFパブロ・トーレをマジョルカ、FWパウ・ビクトールをブラガに売却し、FWアンス・ファティをモナコにレンタル移籍させ、DFクレマン・ラングレ(現アトレティコ・マドリー)との契約を解消したバルセロナだが、以上の選手放出に加えて、VIPゾーンの運営権売却やその他の商業活動、スポンサー収入(先にはコンゴ民主共和国がスポンサーとなりトレーニングウェアの背面に同国名がプリントされることに)によって、サラリーキャップの超過を解消できる見込みであるという。
先の冬の移籍市場では、MFダニ・オルモとFWパウ・ビクトールの登録がラ・リーガおよびスペインフットボール連盟から認められず、その後スペイン政府のスポーツ高等審議会(CSD)の判断によって何とか登録を完了したバルセロナ。しかしながら、今夏はそのような“ドタバタ劇”を繰り返すことなく、8月16日のラ・リーガ開幕節マジョルカ戦を迎えられることに「最大限楽観的」であるようだ。


