Roberto Martinez Ronald KoemanGetty

バルセロナが次期指揮官候補マルティネスと最初の会談…クーマン解任の準備着々

バルセロナがロベルト・マルティネス監督と話し合いを行ったようだ。『Goal』の取材で明らかになった。

リオネル・メッシという大黒柱を失った今シーズン、バルセロナは23日のカディス戦でスコアレスドローに終わるなど低空飛行の状態が続く。これを受け、クラブはロナルド・クーマン監督の解任をすでに決断し、発表するタイミングの調整に入ったことがわかっていた。

そして、新指揮官候補として最有力視されるのがマルティネス監督だ。前任ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長政権下で招聘されたクーマン監督を見切り、ジョアン・ラポルタ会長は3月の就任時に現在ベルギー代表を率いる指揮官の招聘を当初から思い描いていたと考えられている。

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そんな中、クラブはこの度、マルティネス監督と最初の会談を行ったことが判明。ただし、これは公式な交渉の席ではなく、その中でバルセロナの関係者はカタルーニャ出身の同指揮官にクーマン監督の後任候補の一番手であることを伝えたようだ。

一方で、バルセロナと強いつながりのあるマルティネス監督は、就任に前向きであり、正式なオファーがあれば受け入れる意思があることをベルギーサッカー連盟に伝えた模様。しかし、両者は予てから2022年カタール・ワールドカップまで続投することで合意する。

それでも、マルティネス監督は少なくとも10月上旬に開催予定のUEFAネーションズリーグファイナルズまでチームを指揮するプランを持っており、バルセロナは10日の決勝もしくは3位決定戦まで同指揮官の決断を待つことになる。また、バルセロナは150万ユーロ(約2億円)とされる契約解除金の支払いも求められているが、いくら財政状況がひっ迫していても、この程度の金額なら捻出できる見込みだ。

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