28日のチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第8節、バルセロナ対コペンハーゲンは4-1でバルセロナの勝利に終わった。コペンハーゲンの日本代表DF鈴木淳之介は先発フル出場を果たしている。
第7節終了時点でリーグフェーズ9位に位置し、この一戦に勝利すればCLベスト16にストレートインできる8位以内に入れる可能性が高いバルセロナと、ベスト16出場プレーオフ圏の24位以内に入ることを目指すコペンハーゲンの対戦。バルセロナの本拠地カンプ・ノウに乗り込んだ鈴木は、5-4-1システムにおける3バックの中央で起用されている。
試合はキックオフからわずか3分後に動いた。コペンハーゲンがカンプ・ノウを沈黙させる先制点を決めたのだ。クンデのボールロストをきっかけにしてエルユヌシがバルセロナのハイラインを破るスルーパス。ラインを抜け出したダダソンが、ペナルティーアーク付近からシュートを放ち、飛び出したGKジョアン・ガルシアを破っている
いきなり失点したバルセロナは反撃を仕掛け、10分には鈴木に精度の甘いパスをきっかけにしてレヴァンドフスキが決定機を迎えるも、これはGKコタルスキのセーブに遭う。フリック監督のチームはその後も攻勢を見せたが、ぺドリを負傷、フレンキー・デ・ヨングを出場停止で欠く状況でやはりゲームメイクの力が足りず、徐々に失速していった。
コペンハーゲンは堅守を見せ、鈴木も存在感を発揮。39分にはレヴァンドフスキと空中戦を競り合い、背中にヒザ蹴りを食らわせたとの理由でイエローカードを受けるなどもしたが、全体的には守備もボールの落ち着かせ方もうまく、DFラインの柱となっていた。スペインでこの試合を放送する『モビスタール・プルス』の解説者、元アルゼンチン代表のホルへ・バルダーノ氏は、「スズキはすべての守備のアクションが素晴らしい」と話すなど、この日本代表DFを絶賛している。
前半はコペンハーゲンの1点リードで終了。フリック監督はハーフタイムにアンカーのエリック・ガルシアをベルナルに代えて、中盤でよりボールを配れるように仕向ける。
そして後半、バルセロナがコペンハーゲンに牙を剥いた。同点ゴールを決めたのは48分のこと。ダニ・オルモのスルーパスからヤマルがペナルティーエリア内右に侵入し、コタルスキの眼前でアウトサイドのパスを中央に送る。そこに詰めたレヴァンドフスキがボールを枠内に押し込んだ。
バルセロナの勢いはその後も衰えず、60分に加点。ペナルティーエリア手前右のヤマルがファーサイドにクロスを送ると、DFに当たってコースが変わったボールが枠に収まった。さらに68分には、ペナルティーエリア内で鈴木がレヴァンドフスキのシュートをファウルで阻止したとしてバルセロナのPKに(かすかに足と足が触れていた模様。意図的ではなく、かなり微妙な判定だったが……)。キッカーのハフィーニャが冷静にシュートを決め切り、スコアは3-1となった。
バルセロナは85分、途中出場のラッシュフォードが直接フリーキックを沈めて4点目も獲得。終わってみれば大量得点で勝利を収めている。バルセロナは勝ち点を16に伸ばして、8以内でリーグフェーズを終えてCLベスト16ストレートインを決めた。敗戦したコペンハーゲンは24位以内には残ることができず、ベスト16に入る可能性は潰えている。





