バルセロナDFイニゴ・マルティネスが、同クラブの練習場で出待ちをする人と衝突した。
SNS上でその様子を収めた動画が大きな話題となっている。練習場を出たイニゴ・マルティネスは車を降りて、一人の若者に向かって猛然と詰め寄り、その眼前で次のように声を張り上げた。
「お前が俺をバカと呼ぶのはこれが最後だ! 分かったか? バカと呼ぶのはこれで最後だ! これが最後の侮辱だ! お前の友達も同じだ。警告したからな!」
「もう生意気なことを言うな! 本当にふざけるなよ!」
現在バルセロナの練習場では、若者たちが転売目的でユニフォームにサインを求めたり、『ティックトック』などのSNSで注目を集めるべく、侮辱語も用いて選手たちのリアクションを引き出そうとしていることが問題となっている。
過去にはDFサミュエル・ユムティティも車を降りて非難を行い、またFWロベルト・レヴァンドフスキに至っては車の窓を開けた際に物品を盗まれたことがあった。スペイン『レレボ』がインタビューした“ティックトッカー”の一人は、「皆の目的はそうした映像を撮ってフォロワーを増やすことにある。その多くが金目的だ。仕事をしていないからね」と語った。
今季初めにはDFジョアン・カンセロもそんな彼らに対して怒り、SNSを通じて「彼らはファンなんてものじゃない。20歳くらいの“若者たち”で、毎日そこにいるんだ」「彼らは他者のスペースに敬意を払おうとしない」と話していた。このままではクラブも対応を迫られ、本当に“自分のためのサイン”がほしいバルセロナファンが、ないがしろにされる可能性もありそうだ。




