元フランス代表FWティエリ・アンリ氏が、バルセロナ時代のエピソードについて語っている。
『アマゾン』でコメンテーターを務めるアンリ氏は、パリ・サンジェルマン(PSG)FWリオネル・メッシが練習を欠席してサウジアラビアに赴いていた問題についてコメント。クラブ及びチームが保つべき秩序について、元選手としての自論を述べつつ、そこにPSGの問題があると指摘した。
「誰も練習をサボってはいけない。しかし、PSGではいつも同じような問題が起こっているね。メッシに正当性はあるか? いや、練習をああした形で欠席することがあってはならない」
「PSGの秩序はどういうものなのだろうか? クラブにやって来たばかりの選手に秩序を植え付けるのは、普通ベテランのはずだ。私がアーセナルに入団したとき、自分の好きなようにするなんてことは不可能だった。自分の役割を少しでも超える振る舞いを見せたら、罰せられることになったよ」
アンリ氏は選手時代、アーセナルからバルセロナに移籍した際に、チームメートとなったチャビ・エルナンデス現監督から“秩序を植え付けられた”という。
「バルサに加わったとき、私は『クラブ以上の存在』というスローガンを笑い飛ばしてしまったんだが、チャビが道を正したんだ。『お前はここじゃ何も勝ち取ってないだろう? 成功してから物を言えよ』とね」


