16日のラ・リーガ第29節、バルセロナは敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦をスコアレスドローで終えた。
2位レアル・マドリーに大差をつけて、優勝へのカウントダウンをスタートさせているバルセロナ。同クラブ指揮官としては珍しく白いYシャツに袖を通したチャビ監督は、スタメンにGKテア・シュテーゲン、DFセルジ・ロベルト、アラウホ、クンデ、ジョルディ・アルバ、MFケシエ、ブスケツ、ガビ、FWハフィーニャ、レヴァンドフスキ、そして左ウィングにバルデを起用している。
キックオフから5分後、ペナルティーエリア内フリーでムニルのヘディングシュートを許し、いきなり肝を冷やしたバルセロナ。その後はボールを保持して試合をコントロールしたものの、5バックのヘタフェ相手にその攻撃は見え透いたものに終始してしまう。かてて加えて16分にはS・ロベルトが負傷し、チャビ監督は代わりにエリック・ガルシアを起用した。
バルセロナの前半最大の決定機は26分、T・シュテーゲンのフィードから生まれる。レヴァンドフスキが下がって囮となり、亀裂が生じたヘタフェのDFラインをハフィーニャが突破。そのままペナルティーエリア内に入り込み、GKソリアを眼前にして放ったシュートは右ポストに直撃し、跳ね返ったボールをバルデが叩いたがこれも右ポストに当たっている。
後半もバルセロナが攻めあぐねる状況は変わらず。56分にはJ・アルバのクロスにレヴァンドフスキが頭で合わせたものの、これは枠の右に外れている。チャビ監督は69分に交代カードを切り、J・アルバ、ケシエとの交代でアンス・ファティ、フェラン・トーレスを投入。A・ファティが左ウィング、そこに位置していたバルデが左サイドバックとなり、またF・トーレスが左インサイドハーフ(ガビが左から右に移動)を務めている。
終盤、波状攻撃を仕掛けるバルセロナだったが、相変わらず崩しの局面におけるアイデアが足りず、ヘタフェの堅守を突破することはできない。87分にはヘタフェの速攻を許して、マジョラルにフリーでシュートを放たれたものの、これは枠を外れて失点を免れた。
結局、バルセロナは最後までゴールを奪うことができず、ジローナ戦に続き2試合連続のスコアレスドロー。これで2位レアル・マドリーとの勝ち点差は11差となった。




