バルセロナは6日にチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ、敵地ジュゼッペ・メアッツァでのインテル戦に臨む。前日会見に出席したハンジ・フリック監督は、選手たちに楽しんでプレーすることを求めている。
ホームでの1stレグは3-3のドローで終了。このアウェーでの2ndレグ、フリック監督は選手たちが重圧を感じてピッチに立つことを嫌った。自分たちの実践する攻撃的フットボールが、楽しんでプレーしてこそ真価や威力を発揮できると考えているようだ。
「シーズンの初め、自分たちが今のような成功を収めるとは考えてもいなかった。私たちはすでに2タイトル(スペイン・スーパーカップ、コパ・デル・レイ)を獲得しており、そして、今後の数週間がとても大切になる。チームにはそのことを理解してもらいたいし、それと同時に楽しんでもらいたい。私たちがどれだけ良いプレーを見せるのか……それを皆に目にしてもらいたいし、誇りに思ってほしいんだよ」
「私は選手たちにプレッシャーをかけたくない。そうではなく楽しんでもらわなくては。楽しんでプレーすれば、選手たちは極上のスタイルを示すことができる。しっかりと連係を取り、それぞれ補完し合うことでね」
フリック監督は一方で、負傷離脱していたエースのFWロベルト・レヴァンドフスキが、この試合でベンチスタートとなることを明言した。
「昨日、彼と話をした。私たちの想定を上回る形で回復している。ベンチに座る準備ができているし、必要な場合にはピッチに入ることになるだろう」
1stレグではFWラミン・ヤマルが躍動したが、フリック監督は一人だけでなく、チーム全体で高レベルなパフォーマンスを見せる必要を説いた。
「私にとってはチームこそが大切だ。確かに並外れた選手は存在しており、ヤマルは天才的だと言っていい。先週の水曜、彼は私たちを助けてくれたし、そのプレーを見るのは最高だった。しかし彼は、継続的にそうしたプレーを見せなくてはならない」
「私たちは決勝にたどり着くことを望んでいる。そのために、全員が最高のレベルにあることを期待しているよ」
シモーネ・インザーギ監督率いるインテルについては、鋭いカウンターに対して警戒感を表している。
「インテルの強みは守備、そしてトランジションにある。先週の水曜、彼らはすべてのチャンスをもれなく物にした。凄まじいことだ。明日の試合で、私たちはもっと良い守備を見せなくてはならない。スペースをしっかり埋めてね」




