9日のチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第6節、バルセロナは本拠地カンプ・ノウにフランクフルトを迎える。前日会見に出席したハンジ・フリック監督は、母国ドイツのチームに対して警戒感を表している。
「チャンピオンズの試合はまた一味違い、ここ最近のラ・リーガの試合は関係がない。フランクフルトは良いチームだ。若く、インテンシティーあふれるプレーを見せるね」
「最高レベルの自分たちが出せるならば、勝利の可能性はある。だが難しい一戦だろう。最高レベルを出せなければ、逆に打撃を受けるかもしれないね」
リーグフェーズ第5節チェルシー戦では0-3の完敗を喫したバルセロナだが、その後ラ・リーガのアラベス戦(3-1)、アトレティコ・マドリー戦(3-1)、ベティス戦(5-3)には全勝。ここ数週間の調子と比べても、パフォーマンスの質は上がっている。
「この3カ月間に起こったことは誰もが知っている。多くの負傷者が出て、とりわけDFの選手たちは出場時間が増えていた。ベティス戦も疲労は溜まっていたんだ。それでも選手たちはよくやってくれている。私たちのプレーレベルは5週間のものとは比べ物にならない」
「特にクバルシは素晴らしい。彼はまだ18歳だが、ベティス戦では87本のパスをすべて的中させている。ラ・リーガで初めてそれを成し遂げた選手だ。チームにとってもDFラインにとっても素晴らしいよ」
ラ・リーガ第15節で首位バルセロナがベティスを下した一方、2位レアル・マドリーはセルタに敗れて、両者の勝ち点差を4に広がっている。
「彼らの試合は見ていない。寝ていたんだ。結果はメッセージで目にしたよ。私たちは自チームのことだけに集中しているし、そうしたことでエネルギーを無駄にしたくない。一番大切なのは自分のチームのことだ」
フリック監督はまた、今年7月に腰部の手術を行なったGKマルク=テア・シュテーゲンが、このフランクフルト戦から招集メンバーに含まれる可能性があることを明言。だが自チームの正GKは、今夏エスパニョールから獲得したジョアン・ガルシアだと断言している。
「ああ、テアはフランクフルト戦の招集メンバーに入るかもしれない」
「(正GKについて)私の考えは明確だ。私のナンバー・ワンGKはジョアンだよ」


