21日のチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第3節、バルセロナはホームにオリンピアコスを迎える。前日会見に出席したハンジ・フリック監督は、元エイバル指揮官ホセ・ルイス・メンディリバル監督率いるチームに対して警戒感を表している。
「データ的にも、彼らは最も良質な攻撃を仕掛けるチームの一つだ。多くのチャンスを築いたアーセナル戦を見れば、そのことを十分に理解できる。彼は良い選手たちを揃え、明確なアイデアを持ってプレーしている。しっかりと警戒することが必要だ」
前試合ジローナ戦(2-1)で3試合ぶりに勝利を取り戻したバルセロナだが、ハイラインを破られている状況は変わらず。DFラインの裏を取られないためには、何を改善すべきなのだろうか。
「今は難しい状況だ。ジローナ戦については、勝ち点3を獲得できたことに満足している。練習の雰囲気はとても良いし、チームは精神的に良い状態にあると言えるだろう」
「ポジショニングについては、自ゴールから離れた場所でボールを奪われたら危険だ。後方に走らなくてはならず、相手に時間を与えてしまう。それが私たちの守備を崩壊させるんだ。そうした状況は変えていかなくてはならない」
ジローナ戦の終盤に抗議によって2枚目のイエロカードを受けたフリック監督。退席後、93分にDFロナルド・アラウホが逆転ゴールを決めた際には、スペイン語で“コルテ・デ・マンガス”と呼ばれる、片方の腕を曲げてもう片方の手で肘を叩くポーズを行った。
これは中指を立てるのと似たような侮辱の表現だが、フリック監督はそうした振る舞いを改めることを誓っている。
「別にナーバスになっているわけではない。今と以前で感情の持ちようが異なるんだ。バイエルン時代にバルサと対戦した際、私は笑わない男と言われていた。しかし現在は心の持ちようが異なる。バルサが変えてくれたんだよ。私はこのクラブとこの街が好きで、全力で尽くていきたいと思っている」
「だが、テレビで私のことは見たくない。孫にもあんなことをする自分を見てほしくはないんだ。ああした振る舞いは変えなくてはいけない」




