fermin lopezGetty Images

初クラシコで1G1A!バルセロナ衝撃の20歳MFフェルミン・ロペス「チャビやチームのみんなから祝福された。信じられない」

29日にレアル・マドリーとのプレシーズンマッチに臨み、3-0の勝利を収めたバルセロナ。この試合の主役の一人となったのが、MFフェルミン・ロペスだ。

衝撃的だった。前試合アーセナル戦(3-5)で、ハーフタイムから出場してトップチームデビューを飾ったフェルミン・ロペスは、今回は65分からピッチに立って大活躍を披露。まず84分、MFトニ・クロースをパスミスを拾ってから強烈なミドルシュートでGKティボ・クルトワを破ると、91分にはFWフェラン・トーレスのゴールをお膳立てするパスを送った。

現在20歳のフェルミン・ロペスはアンダルシア州出身で、レクレアティボ、ベティスの下部組織を経て2016年にバルセロナに入団。昨季リナレスへのレンタル移籍でスペインリーグ3部を経験し、今季同じく3部所属のバルセロナBでプレーする予定だったが、チャビ・エルナンデス監督率いるトップチームのアメリカツアーに帯同してそこで結果を残した。バルセロナのレジェンド指揮官は「フェルミンは才能、ラストパス、両足を使える技術を持った選手だ。右でも左でも偽ウィングとしてもプレーでき、意思の強さも素晴らしく大きな野心を抱えている。彼の練習に取り組む姿を見ていると出場時間を与えなくてはと思ってしまう。出場時間を与えるということは、彼がそれに値するということだ」と評している。

バルセロナファンにとってうれしいサプライズとなったフェルミン・ロペスだが、選手本人にとってもクラシコでの活躍は驚きであったようだ。試合直後には「信じられない」という言葉を繰り返している。

「今、僕は夢の中を生きている。起こったばかりのことだけど信じられない。これからも努力していかないと」

「チャビとチームのみんなから祝福された。まだ信じられないよ」

フェルミン・ロペスはフェラン・トーレスのゴールが決まった直後、両手を上げて、握りしめた両拳を激しく前後させて喜びを表現。その衝動的なパフォーマンスには、大きなバルセロナ愛を感じさせた。

「僕は子供の頃からクレ(バルセロナファン)なんだ。出場できるなんて思っていなかった。みんな僕を歓迎してくれたし、色々なことで助けとなってくれる」

スター候補生フェルミン・ロペスは、カナダ、メキシコ、アメリカで共催される2026年ワールドカップにスペイン代表として出場することを目標に掲げている。

「ワールドカップでまたここに、ダラスに戻ってきたい。でも、道のりが長いことだって分かっているよ」

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