チェルシー移籍の可能性があったMFフェルミン・ロペス(22)だが、バルセロナ残留を決断した模様だ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。
チェルシーへの移籍を迷っていたとされるフェルミンだが、ムンド・デポルティボ』曰く、最終的にバルセロナに残ることを決めたという。バルセロナも選手の決断を把握しているようだ。
チェルシーはフェルミンの説得と並行して、バルセロナに対して移籍金4000万ユーロ(約70億円)+インセンティブの獲得オファーを提示したとされた。が、バルセロナはそもそもフェルミンの売却を望んでおらず、4000万ユーロはあまりに安価と捉えていたとのことだ。
バルセロナはフェルミン本人から退団を直訴されたときのみ売却を検討する方針で、その場合にはチェルシーに移籍金として9000万ユーロ(約155億円)を求める考えだったという。しかしながら、フェルミンは移籍市場閉鎖の直前に残留を決断し、すでに移籍の可能性はなくなったとみられている。
チェルシーは今季のバルセロナが、MFダニ・オルモに加えてFWハフィーニャもトップ下のポジションで起用していることから、出場機会が減少するであろうフェルミンの獲得を画策したとされる。だがフェルミンは、チェルシーからバルセロナ以上の出場機会と年俸を提示されながらも、下部組織から過ごすバルセロナに残ることを選択したとのことだ。
バルセロナと2029年まで契約を結ぶフェルミンは、昨季公式戦で46試合に出場。途中出場も多い中で8得点11アシストを記録と、フィニッシュフェーズで突出した能力を発揮している。


