バルセロナはFWウスマン・デンベレのパリ・サンジェルマン(PSG)移籍をすでに覚悟している様子だ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。
デンベレとバルセロナの契約解除金は現在5000万ユーロに設定されており、8月1日に1億ユーロまで引き上げられることになる。このためにPSGは7月中にデンベレを獲得するべくその動きを本格化させ、対してバルセロナはジョアン・ラポルタ会長、マテウ・アレマニーFD(フットボールディレクター)、チャビ・エルナンデス監督が同選手と話し合いの場を持ち慰留に努めたと報じられていた。
だが『ムンド・デポルティボ』曰く、現在のバルセロナはデンベレがPSGと個人合意に至ったと推量し、すでに退団を覚悟しているという。アメリカのダラスに滞在するバルセロナは、まもなくミランとのフレンドリーマッチを戦うラスベガスへと飛ぶ予定となっているが、デンベレがその飛行機に乗らないことさえ予想しているとのことだ。
ラ・リーガで選手が所属クラブとの間に設定された契約解除金を支払う場合には、たとえ実際に支払うのが移籍先のクラブであっても、その選手名義でラ・リーガに同金額を預けなくてはならない。バルセロナは現地時間31日に、デンベレがラ・リーガに契約解除金5000万ユーロを預けることを、ほぼ確信しているようだ。
