バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、FWウスマン・デンベレとの契約を延長する意思を再び示している。
バルセロナはデンベレとの契約延長交渉について、代理人の要求があまりに現実離れしたものとして合意することを断念し、そこから同選手を戦力外扱いにして冬の移籍市場での放出を目指した。しかしながら、結局は買い手がつかずクラブにとどめることになると、チャビ・エルナンデス監督が戦力に加えることを決断。2月27日のラ・リーガ第26節アスレティック・ビルバオ戦(4-0)で途中出場を果たしたデンベレは、バルセロナのサポーターからブーイングを浴びながらも1得点2アシストを記録して、指笛を称賛に変えている。
その試合直後となる2月28日、ラポルタ会長はモバイル・ワールド・コングレスに参加し、会場でスペイン『カデナ・セール』からデンベレについての質問を受けた。冬の移籍市場が閉鎖するまでは、放出について強硬的な態度を崩さなかった同会長だが、今回再び契約延長の扉を開いている。
「デンベレは私たちが意思を理解している。私たちはずっと彼が残ることを望んできたんだ。今季の終わりに、再考することを期待しているよ」
ラポルタ会長はまた、アスレティック戦でデンベレ同様に存在感を示したMFペドリについても言及し、「ペドリは世界最高でなければ、世界最高の一人になることが約束された選手だ。しかし彼は、努力しなければならないことも分かっているよ」と話している。


