バルセロナのBチーム所属DFパウ・クバルシ(17)が、21日のラ・リーガ第21節ベティス戦(4-2)で同リーグデビュー。トップチームでも動じることなく、良質なパフォーマンスを披露している。
ミッドウィークのコパ・デル・レイ、ウニオニスタス・デ・サラマンカ戦(3-2)の後半からトップチームデビューを果たしたクバルシは、ベティス戦ではスタメンでラ・リーガデビュー。1月22日に17歳となった同選手はバルセロナ下部組織出身らしく卓越した足元の技術を有するセンターバックで、FWフェラン・トーレスが決めた2点目でビルドアップの起点となるなど、後方からボールをつなぐことを重視するチームにとって大切な存在になることを予感させている。
チャビ・エルナンデス監督も、クバルシの才能を絶賛する。過去に「ラ・マシア(バルセロナ下部組織)で見てきた中で最も上手いCBだった」とも発言していた同指揮官は、ベテイス戦後に次のように語っている。
「彼はとても力がある選手だ。話していても16歳とは思えない。集中力や責任感があり、ボールを失うことはなく、センスあるプレーを見せてくれる。ラミン(・ヤマル)と同様に、バルサで一時代をつくるだろう。彼らはクラブの現在であり、未来だ」
またクバルシ本人は『バルサTV』とのインタビューで、ラ・リーガデビューの喜びを口にしている。
「本当にうれしい。自分の人生の中で、最高の1週間だった。バルサのトップチームでデビューできることの意味は本当に大きい。僕はずっとクレ(バルセロナ信奉者)だったし、これこそが夢だったんだよ」
「試合前日の練習で、おそらくスタメンだろうとは感じていたんだ。ただチャビはスタメンについて何も言わないからね。うれしいよ。立ち上がりは緊張したけど、時間が経つに連れて自信が生まれ、自分らしいプレーが見せられたと思う」




