バルセロナは、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズの初戦をアウェーで戦うことになるようだ。
昨季ラ・リーガとコパ・デル・レイを制し、王者として今季に臨むバルセロナ。しかし、2023年6月にスタートしたおよそ15億ユーロ規模の本拠地カンプノウの改修工事が未だ完了せず。大幅な遅延を経て今季開幕から使用できるかに思われたが、その日程は9月中旬までさらに延期に。だが、9月14日のバレンシア戦までに準備が整うかも不透明だと伝えられている。
そして『The Athletic』によると、バルセロナは9月17日からスタートするCLリーグフェーズの初戦をアウェー開催にするようUEFA要請する模様。UEFAは通常、試合日程の変更を認めることはないものの、例外的な状況を踏まえて変更を認める可能性があるようだ。リーグフェーズの全日程は30日に発表される。
なお、現在バルセロナは、エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス(旧称エスタディ・デ・モンジュイック)をホームゲームで使用している。しかし、同スタジアムでは9月12日にポスト・マローンのコンサートが予定されており、前述のバレンシア戦やCLリーグフェーズの初戦で使用できないとのこと。バルセロナ側はバレンシア戦の開催地を検討しているが、練習場にあるヨハン・クライフ・スタジアムは収容人数7000人でラ・リーガの基準を満たしておらず、さらにカンプノウでの無観客試合に必要な許可も申請していないようだ。
また『The Athletic』は、改修工事後のカンプノウは最大10万5000人を収容する予定となっているが、約2万7000人まで規模を縮小して再開することになると指摘。プロジェクト全体の完成には、最低でもあと2年はかかる見込みだと伝えられている。


