LewandowskiGetty Images

バルセロナ、過去9試合わずか1勝の鬼門バライドスで苦戦も…終了間際のレヴァンドフスキPK弾で劇的にセルタを下す

17日のラ・リーガ第25節、バルセロナは敵地バライドスでのセルタ戦を2-1で制した。

前節グラナダ戦で3-3のドローゲームを演じるなど、チャビ監督の“退任ブースト”の効果はなく、チャンピオンズリーグ出場権獲得に黄信号が灯り始めたバルセロナ。そしてこのタイミングで乗り込むスタジアムが、ここ9試合を1勝4分け4敗という成績で終えている鬼門バライドスである。

チャビ監督はGKテア・シュテーゲン、DFクンデ、クバルシ、アラウホ、カンセロ、MFクリステンセン、フレンキー・デ・ヨング、ペドリ、FWラミン・ヤマル、レヴァンドフスキ、ヴィトール・ロケをスタメンで起用。前半、バルセロナはボールを保持して主導権を握ったものの、しかし相変わらずそこまで効果的な攻撃を仕掛けることができない。それでも45分、エースのレヴァンドフスキの一発が飛び出し、リードを得て試合を折り返した。

ポーランド人FWは、右後方のヤマルからのダイアゴナル・パスを巧みにトラップし、そのままペナルティーエリア内に侵入。右足のシュートでネットを揺らした。レヴァンドフスキは今季ラ・リーガ23試合で11得点目。

ハーフタイム、チャビ監督は負傷のためかアラウホとの交代でイニゴ・マルティネスを投入。迎えた後半、バルセロナは47分に失点を喫した……。セルタは前線でラルセン、ミンゲサのヒールパスとボールをつなぎ、最後はこちらもエースのイアゴ・アスパスがネットを揺らしている。

スコアをタイに戻されたチャビ監督はクリステンセン、ヴィトール・ロケをギュンドアン、ハフィーニャに代えるなどして攻勢を強めるが、崩しのアイデアに乏しくセルタの堅守を穿つことができない。

だが後半AT、セルタのペナルティーエリア内でベルトランがラミン・ヤマルに対してファウルを犯したとして、主審がPKを指示する。キッカーのレヴァンドフスキのシュートは一度グアイタに止められたが、セルタ守護神がキック時にゴールラインから離れていたことで蹴り直しに。バルセロナのエースは2本目のシュートを冷静に決め切り、バルセロナに劇的勝利をもたらしている。

2試合ぶり勝利で勝ち点を54とした3位バルセロナ。上を向けば首位レアル・マドリーと勝ち点7差(暫定)、2位ジローナと2差(暫定)となっており、下を見れば同日にラス・パルマスを下した3位アトレティコ・マドリーと3差、4位アスレティック・ビルバオに8差(暫定)をつけている。

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