バルセロナがMFマルク・カサドの売却を目指しているようだ。スペイン『アス』『バングアルディア』『スポルト』が報じた。
ラ・リーガのサラリーキャップを超過しているために、GKジョアン・ガルシアやFWマーカス・ラッシュフォードなど新加入選手を登録できない状況のバルセロナ。そうした中でデコSD(スポーツダイレクター)は、カサドの売却によって人件費の余裕をつくることを目指しているという。
カサドは昨季、ハンジ・フリック監督率いるトップチームに定着。ボランチとして公式戦41試合に出場したが、MFフレンキー・デ・ヨングの負傷からの復帰もあり、シーズンが深まるに連れて徐々に出場機会を減らしていった。
バルセロナはF・デ・ヨングとの契約延長が合意寸前で、なおかつMFマルク・ベルナルがまもなく長期離脱から復帰を果たす見込みとなっている。デコSDはそうした状況の中、トップチームで居場所が見つけづらくなっているカサドの売却が、サラリーキャップ超過解消の有効打になると捉えているようだ。
デコSDはカサドの移籍金を3000万ユーロ(約50億円)と見積もっており、完全移籍のほか買い取りオプション付きのレンタル移籍での放出も認める考えとされる。
なお『スポルト』によれば、カサドに対してはチェルシーが興味を示したことがあった模様。しかしながら選手本人は、たとえ出場時間が限られていても下部組織から過ごすバルセロナで成功をつかむ意欲があり、移籍を拒絶したとのことだ。


