アトレティコ・マドリーMFヤニック・カラスコ獲得の権利を保有しているとされるバルセロナだが、合意している移籍金の引き下げを画策しているという。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。
バルセロナは1月にFWメンフィス・デパイを移籍金300万ユーロ+インセンティブ100万ユーロでアトレティコに売却。その際にカラスコを移籍金1500万ユーロで獲得できる権利を手にしたとされている。しかし財政難によってラ・リーガのサラリーキャップ制に苦しんでいる状況で、移籍金の引き下げを目指すようだ。
アトレティコはカラスコと2024年まで契約を結んでおり、もし売却をするならば今夏がほぼ最後のチャンスとなる。そしてカラスコ本人はバルセロナ移籍を希望しているとのことで、バルセロナはこの状況を生かしてアトレティコに移籍金の値下げを求めるとのことだ。
『ムンド・デポルティボ』はまた、バルセロナの今回の値引き交渉がアトレティコのやり方を踏襲したものと指摘する。アトレティコは2021-22シーズン、グリーズマンを2年レンタルでバルセロナから取り戻したものの、2シーズン目となる今季序盤に4000万ユーロの買い取り義務が発生しないよう出場機会を制限した。2024年夏にグリーズマンとの契約が切れる状況だったバルセロナは仕方なくアトレティコと再交渉を行い、結局、移籍金2000万ユーロ+インセンティブ400万ユーロでの売却に合意していた。
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