10日のラ・リーガ第5節、ラモン・デ・カランサでのカディス対バルセロナは、4-0でバルセロナの勝利に終わっている。
今季ここまでの公式戦成績は4勝1分けで18得点……。ついに復活した感のある.バルセロナは、ミッドウィークにその感触を確かなものとすべくチャンピオンズのバイエルン戦に臨む。チャビ監督はその運命の一戦を見据えてローテーションを採用し、レヴァンドフスキ、デンベレ、ペドリ、クンデらをベンチスタートに。GKテア・シュテーゲン、DFベジェリン、アラウホ、ピケ、バルデ、MFフレンキー・デ・ヨング、ブスケツ、ガビ、FWハフィーニャ、メンフィス、フェラン・トーレスをスタメンとして起用している。
チャビ監督にとっておそらくベストメンバーでないとはいえ、バルセロナの主導権を握る力は凄まじい。キックオフから5分間はカディスの勢いに押されたものの、その後は一方的にペースを握って相手陣地で試合を進めた(とりわけ、ガビが攻守において冴え渡ったプレーを披露)。しかしながら10分にハフィーニャのシュートがポストに当たり、36分にベジェリンのクロスを起点に絶好期を迎えたメンフィスがこれを逸してしまうなど、最後の詰めで精度を欠いてスコアレスで試合を折り返している。
迎えた後半も主導権を握りながら、得点が決まらないバルセロナ。10分が過ぎようとし、チャビ監督はレヴァンドフスキらの投入に動いたが、その前に先制点が生まれた。55分、ラフィーニャのスルーパスからペナルティーエリア内右のガビがゴールライン近くまで突き進み、グラウンダーのクロス。これをGKレデスマが弾くと、こぼれ球をF・デ・ヨングが押し込んだ。
チャビ監督は先制直後にF・トーレス、メンフィス、ガビを下げてペドリ、デンベレ、そしてレヴァンドフスキを投入。すると65分、投入されたばかりのエースがさも当たり前のように得点数を伸ばした。ハフィーニャの折り返しからペナルティーエリア内は混戦となり、誰もいないところにこぼれたボールにレヴァンドフスキが急接近し、滑り込みながら枠内に押し込んだ。レヴァンドフスキは今季公式戦6試合9得点の暴れっぷり。
チャビ監督は73分にハフィーニャをアンス・ファティ、78分にバルデをマルコス・アロンソに代える。そして80分、試合は中断した。スタンドの観客、年配の男性が心臓発作に苦しみ、両クラブのメディカルスタッフが急遽処置を行うことに。カディスの守護神レデスマは自動体外式除細動器を手に走り、それをスタンドへ投げ入れ、アラウホは無事を願って祈りを捧げていた。両チームの面々が心配そうな表情でスタンドを見つめながら、重苦しい沈黙の中で時間は経過。20分以上経ったところで、選手たちは一度ロッカールームへと引き返すことになった。
中断から30分後、年配男性は再び心臓が動き出して病院に搬送されたとのことで、試合は現地21時5分(キックオフは18時30分)に再開。バルセロナは86分に3点目を記録する。デンベレのスルーパスからレヴァンドフスキが最終ラインを突破し、カディスDFのプレスをものともせずペナルティーエリア内に侵入すると、フリーで並走していたアンス・ファティに横パスを送り、ゴールをお膳立てした。
バルセロナの勢いはその後も衰えず、94分にはペナルティーエリア手前からデンベレがミドルシュートを決めてダメ押し。またも大量得点で勝利し、バイエルン戦に向けて弾みをつけている。




