バルセロナは6日のラ・リーガ第35節、敵地ベニト・ビジャマリンでのベティス戦に2-1で勝利した。
この試合の勝利でチャンピオンズリーグ(CL)出場圏でシーズンを終えることを確定できるバルセロナと、CL出場の望みをつなぐために結果がほしいコパ・デル・レイ王者ベティスの対戦。バルセロナは中央からの攻撃をベティスに封じられたことで、サイドから崩しにかかる。19分にはCKからアラウホがヘディングシュートを放ったものの、これはGKクラウディオ・ブラボの片手とクロスバーに阻まれて惜しくもゴールならず。対するベティスは28分にはギド・ロドリゲスのシュートがポストに当たり、肝を冷やしている。
前半はスコアレスのまま終了。迎えた後半も得点が生まれぬまま時間だけ経過していく。チャビ監督は66分にメンフィスをオーバメヤンに代え、さらに74分にはデンベレとフェラン・トーレスを下げてアダマとアンス・ファティをピッチに立たせる。すると76分、出場したばかりのアンス・ファティが強烈なゴラッソを記録。左サイドからの横パスをペナルティーエリア内で巧みにトラップすると、右足でC・ブラボが反応仕切れないコースにコロコロとしたシュートを打ち、見事ネットを揺らしている。
正真正銘のクラックのゴールで先制したバルセロナだが、喜びは長くは続かなかった。79分にはフェキルのフリーキックからバルトラのヘディングシュートを許し、すぐさまベティスに同点に追いつかれている。試合はこのままアディショナルタイムに突入し、勝ち点1を分け合うかに思われた。が、94分にジョルディ・アルバの劇的ゴールが決まる。ペナルティーエリア内左に位置した背番号18はダニエウ・アウベスのクロスから左足でボレーを放ち、このボールが枠内に突き刺さった。このゴールの直後、主審は試合終了のホイッスルを吹いている。
連勝の2位バルセロナは勝ち点を69として、5位ベティスとの勝ち点差を10に広げた。これで、CL出場圏の4位以内で今季ラ・リーガを終えることが確定している。




