17日のラ・リーガ第29節、アトレティコ・マドリーは本拠地シビタス・メトロポリターノでのバルセロナ戦を0-3で落とした。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、インテル戦の疲労の影響について問われ、「言い訳は探すのは好きじゃない」と返答している。
前半にFWジョアン・フェリックスの先制点を許したアトレティコは、後半に温存していたFWアントワーヌ・グリーズマンらを入れて反撃を図ったものの、FWロベルト・レヴァンドフスキ、MFフェルミン・ロペスに追加点を決められて1点も返せないまま試合終了を迎えた。
この試合に大きな影響を与えたとされるのが、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグの日程および内容だ。12日にナポリとの試合に臨んだバルセロナは90分間で勝利を収めて次戦進出を決めたが、一方アトレティコは18日のインテル戦でPK戦までもつれ込む激闘を演じ、その末にベスト8進出を果たしている。
しかしながらバルセロナ戦後、スペイン『DAZN』とのインタビューでそのことについて見解を求められたシメオネ監督は、「言い訳」になるとして疲労について話すことを嫌っている。
「言い訳を探すのは好きじゃない。現実は現実だ。あのインテル戦は120分間の素晴らしい戦いで、チームはすべてを出し尽くした……。そして今日、私たちはフレッシュな足で戦おうと試みたが、0-2とされてエネルギーを奪われてしまったね。フットボールはこういうものなんだよ」
「バルセロナの方がガツンとしたプレーを見せたということだし、彼らのことを祝福するよ」
シメオネ監督はその後記者会見に出席して、試合内容を次のように振り返っている。
「前半は良い形でスタートさせることができ、バリオス、モラタがチャンスを迎えた。しかし、その後バルサはフェルミンが決定機を迎え、その次のジョアンのシュートが決まっている。そして彼らの2点目が決まり、私たちは勝負から追い出されてしまった。同点に追いつきたかったが、私たちは最高の試合を演じたわけではなく、彼らの方が決定機を決め切る力があった」
「私はバルサを祝福する。彼らは私たちよりも上だったんだ」
アトレティコはこの敗戦によって、前日にアラベスを下したアスレティック・ビルバオに抜かれて、チャンピオンズリーグ出場圏外の5位に順位を落とした。
「ラ・リーガに優勝して以降、私たちは毎シーズン苦労を強いられている。昨季は戦っている大会が一つだけとなった残り14節から良いプレーを見せられたが……複数の大会に臨むのは簡単なことではない。私たちは改善される必要があり、今はそのプロセスを踏んでいる最中だ」




