camp nouGetty Images

カンプ・ノウでスペイン&アトレティコの旗を掲げた観客、旗を取り上げられて警備員に連れ出される?バルセロナが事情説明

23日のラ・リーガ第30節バルセロナ対アトレティコ・マドリー(1-0)で、観客席で生じたトラブルが話題となっている。

SNSで同試合における観客席の映像が拡散され、それが物議を醸すことになった。その映像では、アトレティコのユニフォームを着た一人の観客が、スペイン国旗の赤黄を背景にしたアトレティコのエンブレム旗をスタンドで掲げ、周囲のバルセロナファンとトラブルになっていた。一人のバルセロナサポーターがその旗を無理やり取り上げると、罵声を交えた大歓声が上がり、その後が警備員がアトレティコファンを連れ出したような姿も捉えられている。

バルセロナサポーターの振る舞い及び、警備員がアトレティコファンを退場させたような様子が物議を醸したことでバルセロナは声明を発表。次のように記している。

「昨日スタジアムで、アトレティコ・デ・マドリーの2人組のサポーターとのトラブルがありました。2階席に位置した彼らは、Spotifyの広告をスペイン及びコルチョネロ(アトレティコの愛称)の旗で覆っていました」

「この状況を受けて、スタジアム内の広告を旗などで隠してはならないというクラブの内部規定を伝えるために民間警備隊が出動しました。しかし民間警備隊が当該の場所に到着するまでに、一人のホームのサポーターが上の席から下りてきて旗を取り上げて、その旗を前述のサポーターに返しています」

「民間警備隊がアトレティコのサポーターと話をし、規則を説明して、ホームのサポーターと何か問題があったのかを質問しました。アルコール摂取の影響がみられた同サポーターは、何も問題がなかったと言いましたが、そのエリアにいた何人かのファンから罵りを受けていました」

「ファンは民間警備隊に対して違う席から、同じゲートの上の方から試合を観戦することを希望すると言い、同伴者とともに席を変えるために立ち上がりました。民間警備隊は彼に同行しましたが、彼に席の変更は強要しておらず、退場させたわけでもありません。いくつかのメディアやSNSで、映像とともに語られていることとはまったく逆なのです」

「ラ・リーガの安全保全の責任者はFCバルセロナの警備責任者に連絡を取った際、この出来事の情報を受け取っています。補足しますと、女性と同伴していたアトレティコ・デ・マドリードのサポーター(どちらもポーランド人です)は、自分たちの意思で北側ゴールの荷物預かり所へと赴いてコルチョネロのユニフォーム及び旗を預け、異なる服装で本来の席に戻り試合を観戦しました」

「FCバルセロナからすべてのサポーターに対して伝えさせていただきます。スタジアムの広告スペースを覆い隠すことは許可されていません。それは自クラブのものも含めたあらゆるスポーツのシンボルが対象です。ですので規則に反することが起これば、その状況に介入することになります」

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