バルセロナは20日にラ・リーガ第25節、敵地メスタージャでのバレンシア戦に臨み4-1の勝利を飾った。
消化試合が2試合少ないとはいえ、前日にアトレティコ・マドリーに4位の座を奪われて勝利を必要としているバルセロナ。チャビ監督はGKテア・シュテーゲン、DFデスト、アラウホ、アラウホ、ミンゲサ、ジョルディ・アルバ、MFガビ、ブスケツ、F・デ・ヨング、FWデンベレ、オーバメヤン、フェラン・トーレスを先発として、このバレンシア戦に臨んだ。
前半、バルセロナは昨季まで「メッシのジョルディ・アルバ」だった18番が「みんなのジョルディ・アルバ」となり、得点を導いていった。まず23分、この左サイドバックのタイミング・精度とともに完璧なロングボールからオーバメヤンが最終ラインを突破。そのままペナルティーエリア内右に侵入し、右足のシュートでニアサイドを破ってバルセロナ加入後初得点を記録した。バルセロナはさらに32分、J・アルバが今度はファーにクロスを送り、デンベレが折り返したボールからF・デ・ヨングが追加点を決めている。
バルセロナの攻勢は収まらず、41分にはデンベレのスルーパスからペナルティーエリア内右を突破したガビの折り返しから、オーバメヤンがこの試合2点目を記録。3点のリードを得て前半を終えている。ハーフタイム、チャビ監督は負傷のためかミンゲサをエリック・ガルシアと交代させている。
迎えた後半はバレンシアが意地を見せて、53分にブライアン・ヒルのクロスからカルロス・ソレールがヘディングシュートを決めて1点を返した。が、チャビ監督が60分にF・デ・ヨングをペドリに代えると、このカナリア出身MFが強烈なゴラッソを記録して、バルセロナが再び点差を広げる。ペナルティーエリア手前右、ペドリがルーズボールを右足インサイドで直接叩くと、強烈なカーブがかかったボールがママルダシュヴィリの横っ飛びも空しく枠の左に突き刺さった。
チャビ監督は71分にデンベレをニコに代え、また81分にはガビとオーバメヤンを下げてルーク・デ・ヨング、アダマ・トラオレを投入。追加点こそ決められなかったものの、バレンシアのゴールも許すことなく3点差のまま試合終了のホイッスルを聞いている。
2試合ぶり勝利のバルセロナはアトレティコと勝ち点42で並び、得失点差で4位の座を奪い返した。




