6日のラ・リーガ第23節、カンプ・ノウを舞台としたバルセロナ対アトレティコ・マドリーは4-2でバルセロナの勝利に終わった。
昨季ラ・リーガ優勝を争って激突した両チームは、今季どちらもつまずき、この試合ではチャンピオンズリーグ出場権を争うことになった。 先制点を決めたのは、アウェーのアトレティコだった。8分、コケのスルーパスからルイス・スアレスが右サイドを突破。折り返されたグラウンダーのボールを、カラスコがワンタッチで枠内に押し込んでいる。これまでならばアトレティコには自慢の堅守があり、この先制点は大きなアドバンテージになるはずだった。しかし、今回はそうはならなかった。
0-1から始まったのは、バルセロナのゴールラッシュだった。まず11分、ダニエウ・アウヴェスのクロスからジョルディ・アルバが美麗な左足ボレーを決めて同点に追いつくと、その10分後にトラオレのクロスからガビがヘディングシュートを決めて逆転。バルセロナはその後も、持ち前のポゼッションフットボールとボールを失った直後に発動する強靭なプレッシングでアトレティコを圧倒すると(何よりトラオレのドリブル突破が効いていた)、43分にセットプレーからアラウホもゴールを決めて3-1で試合を折り返している。
後半、バルセロナは50分にチーム4点目を獲得。左サイドを突破したフレンキー・デ・ヨングがグラウンダーのクロスを送ると、ダニエウ・アウベスが止める術のないボレーシュートによってGKオブラクを破っている。アトレティコが自慢としてきた堅守は、もはや見る影もなくなっていた。
厳しい状況に立たされたアトレティコは、58分に1点を返す。デ・ポールの右CKをファーのヒメネスが折り返し、フリーとなっていたL・スアレスが頭で枠内に押し込んだ(L・スアレスはゴール直後、古巣バルセロナのサポーターに対して謝罪のジェスチャー)。また、その10分後にはD・アウベスがカラスコの足を後ろから踏みつけたことで一発退場となり、アトレティコが数的優位に立っている。
その後はアトレティコがバルセロナ陣地で一方的に試合を進める。が、シメオネ監督のチームは10人となったバルセロナを攻め崩すアイデアを欠き、流れに乗じられない。結局、バルセロナが2点リードを維持したまま、試合終了のホイッスルが吹かれることになった。
連勝のバルセロナは勝ち点を38として、勝ち点36のアトレティコを抜き去りチャンピオンズリーグ出場圏の4位に浮上している。
Getty Imagesバルセロナ、かつての堅守見る影もないアトレティコに4発勝利!チャンピオンズリーグ出場圏4位の座を奪い取る
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