バルセロナとDFロナルド・アラウホは、今週中にも新契約にサインを交わすようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。
4月初旬にバルセロナとアラウホの契約延長交渉が合意したと報じていた『ムンド・デポルティボ』曰く、両者はおそらく29日に新契約の書類にサインを交わすという。現在2023年まで結んでいる契約は3年延長されて2026年までとなり、契約解除金はFWアンス・ファティやMFペドリと同じく10億ユーロ(約1400億円)に設定されるとのこと。
アラウホはバルセロナで本格的ブレイクを果たした今季にプレミアリーグの数クラブ、とりわけマンチェスター・ユナイテッドから関心を持たれ、バルセロナでの年俸に優に上回るオファーを受け取っていたことが報じられてきた。バルセロナとアラウホの契約延長交渉はそうした状況もあって難航しながらも、互いに妥協することで着地点を見出したようだ。
アラウホはイングランドに渡ればより高額な年俸を受け取れること、自分の選手としての価値を認めることをバルセロナに求めながらも、クラブの財政事情を理解した上で契約延長のオファーを受け入れた模様。対するバルセロナも最初は6年の契約延長オファーを提示しながらも、最終的にはその半分となる3年契約でサインを交わすことにしたようだ。
バルセロナは財政状況の改善や選手のさらなる成長を見込みつつ、3年後に再び契約延長について話し合う考えとみられる。


