バルセロナは26日にラ・リーガ第23節、敵地エスタディオ・メディテラネオでのアルメリア戦に臨み、0-1の敗戦を喫している。
ミッドウィークにマンチェスター・ユナイテッドに敗れて、チャンピオンズリーグ・グループステージに続きヨーロッパリーグ・プレーオフでも敗退したバルセロナ。欧州カップ戦では結果を残していないが、首位を走るラ・リーガでは好調を維持している。正反対に欧州カップ戦で結果を残している2位レアル・マドリーは前日にアトレティコ・マドリーと引き分けており、この試合に勝利すれば勝ち点差を10までに広げることが可能。まだクラシコが残っているとはいえ、10差は優勝争いの決着をつけたと言っていいほどの距離だ。
ペドリ、デンベレを負傷で欠くチャビ監督はGKテア・シュテーゲン、DFセルジ・ロベルト、クリステンセン、エリック・ガルシア、ジョルディ・アルバ、MFケシエ、ブスケツ、フレンキー・デ・ヨング、ガビ、FWフェラン・トーレス、レヴァンドフスキをスタメンとして4-4-2システムを使用している。
立ち上がりから主導権を握ったバルセロナだが、ルビ監督率いるアルメリアの堅守に苦戦。ペドリもデンベレもベンチスタートのハフィーニャもいない中、アタッキングサードで相手を崩し切るアイデア、スピードを欠いて、ボールをことごとく跳ね返されていった。そして24分、またしても跳ね返された一つのボールから、ラ・リーガ8失点目を許してしまう。
アルメリアは自陣でエリーがガビからボールを奪うと、すぐさま敵陣にロングボール。これを受けたルイス・スアレスの絶妙な浮き球からエル・ビラル・トゥーレがクリステンセンに先んじて最終ラインを突破し、右足のシュートでT・シュテーゲンを破っている。
ビハインドを負ったバルセロナは、同点に追いつけぬまま前半終了のホイッスルを迎える。ハーフタイム、チャビ監督はケシエとの交代でハフィーニャを投入。システムを4-3-3に戻して打開を図ろうとしたが、うまく対応するアルメリアの堅守にボールをことごとく跳ね返され続けた。
67分、チャビ監督はJ・アルバ、エリック・ガルシアをアラウホ、マルコス・アロンソと交代。アラウホ、クリステンセン、マルコス・アロンソの3バックシステムに変更する。が、それでも手応えはなく、76分にはセルジ・ロベルト、ブスケツをパブロ・トーレ、アラルコンに代えている。
システムを変え続け、若き才能も2人入れてアルメリアを攻め立てるバルセロナだったが、攻撃はクロスに頼ってばかりの著しくアイデアを欠いたものに終始。結局、1点差のまま試合終了の笛を聞くことになり、ラ・リーガの連勝は7でストップした。
公式戦2連敗、ラ・リーガでは昨年10月中旬のクラシコに続き2敗目を喫した首位バルセロナは、レアル・マドリーとの勝ち点差を10に広げるどころか8から7に縮められている。




