バルセロナDFロナルド・アラウホは、年末からチームトレーニングに復帰することになるようだ。
2020年5月にバルセロナへと加入して公式戦190試合に出場、2度のラ・リーガ制覇などに貢献してきたアラウホ。今季も公式戦15試合に出場してキャプテンマークを巻く試合も増えていたが、11月末に行われたチャンピオンズリーグ・チェルシー戦(0-3)では立て続けにイエローカードを受けて前半だけで退場処分になっていた。すると、スペイン複数メディアはアラウホが「精神的な問題を抱えている」と一斉に報じている。
スペイン『カデナ・コープ』は「状態は考えていたよりも深刻」とし、アラウホが度重なるパニック発作に見舞われており、精神的な問題で選手活動を停止したが、複雑な問題から復帰できない可能性もあると指摘していた。だがその後、敬虔なクリスチャンであるアラウホはイスラエル巡礼などを行ってメンタル回復に努めた結果、順調に快方に向かっているようだ。
『マルカ』によると、アラウホの状況は「トンネルの出口に光が見え始めている」とのこと。精神的な安らぎを求めて行ったイスラエル巡礼は「大きな収穫」であり、回復は順調に進んでいるという。そして、チームへの明確な復帰時期はまだ未定であるものの、クリスマス休暇明けの来年1月3日に行われるラ・リーガ第18節、エスパニョールとのダービー出場に向けて準備を進めることになるようだ。
ウルグアイ代表DFはハンジ・フリック監督らと協議し、12月29日にチームトレーニングへ復帰する模様。クリスマス休暇は母国で過ごすことを予定しており、『マルカ』は「回復に非常に重要。この特別な時期に愛する人たちと過ごすことは、精神状態を助けてくれる」としている。この休暇明けから全体練習に復帰し、万全のコンディションでエスパニョール戦の出場を目指すようだ。


