バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、ヨーロッパリーグ(EL)・プレーオフでマンチェスター・ユナイテッドとの対戦が決定したことについて所感を述べている。
8日のラ・リーガ第14節、アウェーでのオサスナ戦を前に会見にチャビ監督。会見の前にはELの組み合わせ抽選が行われたが、対戦が決定したユナイテッドについて「最悪のライバル」と形容している。
「今回の組み合わせ抽選でも最も難しいライバルと当たった。紙の上では最も困難な相手との対戦だ。彼らはテン・ハグの到着から大きな成長を遂げている。私たちは再び、当たる可能性がある中で最悪のライバルを引いてしまった」
チャビ監督はバイエルン・ミュンヘン、インテルと同居したチャンピオンズリーグのグループステージに引き続いて、くじ運に恵まれなかったと考えているようだ。
「チャンピオンズについては、フットボール的なテーマで残酷だと言わせてもらった。しかし抽選でも運がなく、残酷だったのは確かだ。こうなれば最悪だろうと言っていたものが現実となってしまう」
「私たちにとっては新たな挑戦だね。紙の上で、最も強力な相手と対戦することで、選手たちのモチベーションはさらに上がるはずだ」
バルセロナにとって、今季EL優勝が義務かと問われると、こう返答した。
「同様に優勝が義務と感じているライバルがある。だから被害を受けるチームが生まれるのは当然だ。君たち(報道陣)は義務とか失敗とか大好物のようだが、私たちは競い合うだけだ。私たちにとって、この大会は挑戦となる。クラブが一度も獲得したことがないタイトルであり、それをつかみ取る。それ以外の選択肢はないのだからね」
現役時代、何度も対戦したことがあるFWクリスティアーノ・ロナウドについても触れている。
「彼らは素晴らしい選手たちを擁しているが、私は何よりチームとしての良さを強調したい。しっかり分析させてもらうよ。彼らはクリスティアーノがいるだけではなく、チームとして素晴らしいんだ。クリスティーノは偉大な選手だし、世界のフットボールシーンで一時代を築いた。今なお、違いをつくり出せる選手だ」


