バルセロナは17日にラ・リーガ第6節、本拠地カンプ・ノウでのエルチェ戦に臨み、3-0の勝利を飾った。チャビ・エルナンデス監督は試合後、エルチェに退場者が出たことが勝負の分かれ目であったとの見解を示している。
バルセロナは14分、FWロベルト・レヴァンドフスキを倒したDFゴンサロ・ベルドゥが退場となったことで数的優位に立ち、34分にレヴァンドフスキ、41分にはFWメンフィス・デパイがゴールを決めて2点リードで前半を折り返す。そして後半にもレヴァンドフスキが1点を決め、3-0でラ・リーガ5連勝を達成。翌日にアトレティコ・マドリーとのダービーを控えるレアル・マドリーに勝ち点1差をつけて、暫定で首位に浮上している。
チャビ監督は試合後、次のような感想を述べた。
「重要な勝利だ。彼らのゲームプランは守備的な1-5-4-1だったが、前半の私たちは何度もボールを失っている。最終的には想定よりも楽な試合になった。11人との対戦が続いていたら、もっと困難だっただろうがね。退場者が出てからは、よりポジショナルな展開になった。後半の私たちはプレーを楽しんだ」
チャビ監督はこの一戦でMFフランク・ケシエ、MFフレンキー・デ・ヨング、FWメンフィス・デパイなど、普段控えの選手たちをスタメンで起用している。
「私たちの陣容は厚く、全員がしっかり練習に取り組んでいる。つまりチームが必要とするときには、全員プレーする用意があるということだ。誰がプレーしても違いに気づくことはない。今季は非常に過密なスケジュールで進んでいて、数週間休みがないこともある。だから全員のことが必要なんだ」
「私たちには(選手起用について)多くの選択肢がある。結局、タイトルを勝ち取るのは全陣容だ。スタメンの11人じゃない」
その一方で、DFアレックス・バルデを再び先発させた理由を問われると、こう返した。
「彼には満足している。クオリティーもパーソナリティーもある選手だ。エルチェはマンマークを多用するチームで、バルデがいれば中と外で数的優位性をつくれた。18歳がこうしたレベルでプレーできるのは驚きだよ。彼は素晴らしいフィジカルの持ち主でもある」
「私たちは左サイドバックに、並外れたレベルの3選手を擁している」
再び大きな存在感を発揮したMFペドリについては、称賛の言葉を惜しまなかった。
「ペドリは最上級の選手。ゲームというものを理解し、パスで違いを生み出し、ボールを失うことがない。決定的な存在だよ。ここでプレーした中でも、最高の選手の一人だ」
チャビ監督はまた、自チームの選手たちがタイトルに飢えていることも強調している。
「私たちは飢餓感といったところでも良くなっている。まだキャリアが浅く、勝ち取ったものが少ない選手たちがいて、一方でアルバ、ブスケツ、レヴァンドフスキにもしっかり飢餓感がある」
「私たちは勝つことをドラッグとしなければならない。言葉の良い意味の部分でね」




